うん。ずっとそのスタイルを通していきたいよ。デジタルリリースはされていなくて、ヴァイナルでしか手に入らないすばらしい音楽はたくさんあるからね。ヴァイナルを手に持つって感覚が好きなんだ。
うん。あきらかに自分の曲とわかる曲をプレイしたり、ライブセットに盛り込んだりするのって、正直恥ずかしい気がしてできないんだよね。
日本は僕のお気に入りの国のひとつで、プロモーターもすごく優しかったし、ご飯もおいしかったよ。
この手の質問はすごくスキなんだよね。盛岡にいったときに、すごく素敵な人たちに出会って、そのとき食べさせてもらった冷麺とか冷奴とか、シンプルでそれだけでも雰囲気を味わえる食べ物が好きだったね。大阪ではたこ焼きがおいしかったし、焼肉も最高だった。東京では食卓で直接調理された焼き魚を出されて、それもおいしかった。京都に泊まったときはすばらしい朝食を食べたよ。ロンドンに帰るときは、大量の和菓子とこんぶとわさびをお土産に持って帰ったよ。
すごくうまくいってるよ。レコードはいつもリミテッドで出しているから、いつも完売しているよ。デジタルの売り上げは、それに比べてそんなに大きくはないけれども、すごく安定している。でもデジタルの売り上げがヴァイナルに取って代わることはないけれどね。デジタルプロモーションもしているけれど、それをやると、発売日前にダウンロード可能になっているからね……。
今読んでいる本からインスピレーションを受けたね。中東の政治問題、物理、宗教に関する本なんかを読んでいると、音楽に対するインスピレーションが湧いてくるんだ。
Actress「Paint, Straw and Bubbles (Zomby Remix)」 (Honest Jones)
MMM「Nous Sommes」(MMM)
Autechre「Oversteps」(Warp)
すごくやりたかった仕事だから、依頼がきてからすぐに取りかかったよ。どんな出来栄えになるかすごく楽しみしているよ。Kyma(音楽制作ソフトウェアの一種)を使ったオーケストラのストリング作りからサウンドデザインまでとても複雑な作業だよ。映画から出るアイディアをキーボードに書いて、スクリーン上で起こっていることをヒントにシーンの雰囲気作りをしたり、とてもおもしろいよ。夏の終わりには完成する予定。
うん。映画自身も好きだし映画音楽もすごく好きなんだ。オーディオとビジュアルの相互作用がすごくおもしろい。映画音楽そのものも、映画の補助役としての音楽も好き。大金が積まれただけの大げさなハリウッド的な映画は嫌いだけれどもね。これからももっと映画音楽をやっていけたらと思っているよ。
デビット・リンチ、アンドレイ・タルコフスキー、ヴェルナー・ヘルツォグ、フリッツ・ラング、あとは30年代~40年代の映画が好き。最近観たのでおもしろかったのは「A Prophet」と昔のオランダの映画「Spoorloos」。
ここ最近、グラスゴーの音楽シーンはすさまじく発展していて、どんどんいい音楽が生まれてきているよ。僕は最近ロンドンに引っ越してしまったけど、グラスゴーのレコード屋"rubadub"のオンラインショップはいつもチェックしているよ。
※rubadub http://www.rubadub.co.uk
"rubadub records" 35 Howard St Glasgow G1 4BA UK 0141 221
主な理由は、僕の彼女がグラスゴーで教師の職を見つけられなくて、しかも僕らも何か周りの環境に対して変化が欲しかったんだ。グラスゴーのこじんまりしたところ、ロンドンの人と違ってみんなフレンドリーなところ、西スコットランドの山々が懐かしいけどね。レコードショップでいうと"rubadub"。イギリスでも1番のレコード屋さんだよ。まだオンラインで買い物しているけれども。レーベルを一緒に運営しているJimもグラスゴーにいるから恋しいよ。でもその分、電話でたくさん話すようにしているから、レーベルの運営に支障はないけれどもね。
たぶんないね。アルバムの中の5曲は本当にいいトラックだけれども、たぶん僕のハードディスクの中にいる運命だと思うよ。
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