チャリティイベントが行われたSankeysには日本のハシエンダの関係者も来ていて、彼が被災地で直接、被災した人たちを助けている活動を写真などで見せてもらったんだ。彼が現地で目撃したものの写真はとてもショッキングだった。けど、彼の人生の中でもっとも意義のある活動だったと言っていたんだ。ときに災害が人々を結びつけ、その結びつきが最悪な状況に希望と活路を照らし出しているような気がする。 Felix : 僕たちは、1993年から一緒に音楽をやっていて、1994年に自分たちのレーベル"Atlantic Jaxx"から最初のリリースをしたんだ。そこから評判がよくなって、自分たちのクラブパーティーを持ってから、さらに注目を集める様になったよ。そのころに"XL recordings"と契約をし、10年間で6枚のアルバム制作をした。
世界中を飛び回り、日本にも8、9回来たんじゃないかな! フジロックでは、2回プレイしたけど、どっちも信じられないくらいすばらしかった!
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Simon : たくさんあるよ! 初めてアメリカに行ったとき、当時ニューヨークのスーパークラブ"TWILO"で、Danny Tenagliaにプレイするよう頼まれたことがあったんだ。あのときは、僕たちにとって本当に大きなできごとだった。
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最近ではスタジオで、「The Hooping Life」という映画のテーマソングを制作をしていて、アメリカのフラフープのサブカルチャーを撮った映画なんだ。
また、新しいアルバムのトラックも制作しているところだよ。 Felix : カラーかな。他のDJたちよりも、ゆるやかできれいであったり、激しい感じだったり、ダンスミュージックのあらゆる側面を組み込むようにしているよ。セットが終わったときには、みんなにベースメントジャックスワールドの残像が現れるような感じがベストだね。よいセットとは僕たちのプレイにオーディエンスを引き込みながらオーディエンスと一体になることさ! Simon : ロンドンの"Ministry Of Sound"には本当にすばらしいサウンドシステムがある。だけど、大事なのは場所でなく、みんながどう楽しむかっていうところじゃないかな!僕たちが覚えているのは、何年も前、初めて日本に来たとき、渋谷の"LOOP"で100人くらいのお客さんの中でプレイしたのを覚えてる。とても素晴らしかったよ! Felix : 僕たちがベースメントジャックスを始めたころ、多くの変わったスタイルだったり、音を取り入れてた。でも、それは今では普通になったよね。多く若いキッズたちはダブステップ、ハウス、ドラムンベース、そして、デフレパードなど何でも聴いてるよね!僕たちが音楽を始めたときに比べ、今はより音楽に対して教養があるんじゃないのかな。僕たちのスタイルは、多くの様々なものに影響を与えられたと思う。そして、それが今や一般的になっている。音楽はジャンルを超え、全てが近づき合い、混ざりあっている。グローバルシーンですべてが近づきやすくなっているかのように。 Felix : 今でも好きなアーティストで、そんなにダンスミュージックには関連していないけど、モーツァルトとジャズミュージックのJohn Coltraneだね。
Simon : 僕はJimi Hendrixと70年代のルーツレゲエのアーティストたちだね。 日本にいるみんなに会えることを楽しみにしてるよ!みんなぜひ遊びに来てね!!!
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