横浜のクラブで、ダンサーさんやアメリカ軍海兵相手に歌ってました。1000人動員があると、8割はアフリカンアメリカン。で、残りの2割は彼ら目当ての日本人の女の子なんですね。入場料は$が使えるところで、私は大学は英文科だったので英語も対応できるんで、キャッシャーをやりながら。歌手としてステージに上がると、お客相手にコール&レスポンスをしたり、ヒップホップのトラックにあわあせて即興で歌ったり。アメリカのお客さんには鍛えられましたね。私の持論としては、日本でできないものは海外でもできないと思っていたんで、NYにいかなくても充分、歌手修行はできたんですよ。
初めて心に響いたのはルイヴェガでしたね。しばらくしてからですが、青山の"BLUE NOTE TOKYO"に生演奏の来日ライブを見に行ったぐらい好きでした。
ロリータハロウェイ、メロディーセクストンとかにお逢いしました。中でもステージングを見てすごく刺激になったのはロリータでした。一緒のステージで歌ったのはケニーボビアンでしたね。
仕事場を2つ掛け持つことになったんですが、そのひとつが新宿2丁目だったんですね。最初にドラァグクイーンが前貼りつけて素っ裸になるショーを見て、ぎゃーっとショックを受けました(笑)。
ほぼ毎週2丁目のクラブで、ハウスかアコースティックセットで歌ってました。そこで出会った人たち、たとえばものまねタレントさんからMCのコツなんかも勉強させてもらいました。トークはここでさらに鍛えられましたね。あと、STUDIO COAST ageHaでのゲイナイトにも何度も出演してます。
六本木時代からの長いつきあいの子が開催しているパーティにゲストシンガーとして呼ばれまして、たまたまそこに松井さんもDJとしていらしたんです。リハのとき「歌詞の英単語、間違えてるよ」なんてつっこまれもしたんですが、パーティの翌日、「1曲、いいと思う曲があるんだけど歌ってみない?」とご連絡いただきました。これはチャンスだし運命なのでもちろん、即答で歌うことにしたんです。
松井さんの曲のイメージが、バリーホワイトの「Love Unlimited」だったんです。で、そのままだとパンチが弱いんで、もっと歌謡曲っぽい「愛の〇〇」てのがほしいね、と相談の上でこれに決定しました。
松井さんが私に、自分で歌詞書いてみないか?と言ってくれたんです。歌詞の言い方、伝え方について松井さんは、難しい表現を使わずに、空とか太陽とか、夢のある言葉、非現実的な、大きなイメージの言葉を使った方がAWAちゃんの世界観として似合ってると思うよとヒントをくれまして。そこから今度は、歌ってみて言葉の響きが違うとなったらやり直し、それを何度も繰り返しました。かなり作り込んだので、自信作と言い切れますね。
私がおばあちゃんになってもハッピー!と思えるような夢のある歌詞、楽曲です。みなさんに、さらに幸せが訪れますように、一家に1枚所有して頂きたいぐらい曲もジャケットも自信作!今、この歌を歌えるのは私だけ。だからこそ実際にライブで見て聴いて感じてほしいです。AWA 1st single 「愛の行方~love Unlimited~」
2012年7月28日発売
品番:ASS-0001
定価:1,500円 (tax in)
全8曲(限定ボーナストラック2曲付き)
CD + Poster + Love Ring


