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Birdcage

札幌で音楽を作っていますBirdcageです。エレクトロニックミュージックの制作をしながら、DJ/Live Performerとして活動しています。 元々母親が洋楽好きで、その影響で小さい頃はビートルズ、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクル、エルビスプレスリーなんかをなんとなしに聴いていました。 中学校のときに仲の良かった音楽の先生にバッハのCDを借りてからクラシックに目覚め、ベートーベンやブラームス、そのうちにラヴェルやドビュッシーを聴くようになりましたが、いわゆる産業ロック~プログレッシブロックも聴いていました。かなり幅広く、メロディーの綺麗な音楽を探すのが好きでしたね。 当時、テクノはあんまり興味がわかなくて、たしかUnderworldの"Beaucoup Fish"を買ってみたくらいですね。ちょうどMTVを見ていた盛りなんで、なかなかアングラ系は聴くチャンスがなかったんです。で、大学生の時にひょんなことでターンテーブルを譲ってもらってからアナログ盤を集めるようになって、それがアングラへの入り口になりました。最初はアナログ盤にしかない曲を掘るのが楽しくてレコ屋やネット通販でいろいろ探して、そこでもメロディーの綺麗な曲を探してたらSashaを見つけて。 Sashaをコレクションしていくうちに、Airdrawndaggerに収録されているBloodlockという曲がすごく好きになって。本当に衝撃でしたね。その曲がJames Holdenと共同制作されたということを知って、Jamesのことをたくさん調べてみたんです。ちょうど彼がBorder Communityを立ち上げた頃で、瞬く間にエレクトロニックミュージックの虜になりましたね。で、現在のような活動をするに至りました。 うーん。僕の曲を聞いてくれたり、プレイしてくれたり、良いといってくれている人がいること自体"熱い"ですね! 特に尊敬するDJやアーティストが自分の曲をプレイしてくれていたりしたことが特に心に残っています。そういう意味では敬愛するHiroshi Watanabeさんの最新ミックスCDに自分の曲が収録されたことが1番"熱い"ですね。あと、マスタリングをお願いしているTobias Freund氏に「マスタリングする必要がない位にいい音だ」と言われた時は自信がつきましたね。 レギュラーパーティーを持っていないので、基本的にはオファーがあった時にそこへ出かけるという感じですね。どのパーティーも本当に楽しくプレイさせてもらっていますが、最近では敬愛するHiroshi Watanabeさんに招聘されて参加した"Contact To The Spirits 2" Release Tour Finalが非常に思い出深いですね。 楽しかったです!そして呑みすぎました(笑)。そうそう、僕はやはりアンビエントが好きなので、今後、どんどん製作していきたいですね。 基本的にはPCベースで制作をしています。WindowsマシンでCubaseを使い、Native Instrumentsのソフトウェアやフリーソフトを中心に音を作り、RME FireFace UCXで鳴らす、という感じですね。 結構、使えるものがあったりしますよ。ビートはヒップホップマナーとでも言いましょうか、アナログ盤から素材をサンプリングして、サンプラーで鳴らしています。いろんなノイズが乗っかったままで鳴らすのもすごくおもしろくて。 ミックスダウンにはWaves Plug-inとFocusrite Liquid Mixを使用し、自分でマスタリングする際も同じ環境で行っています。最先端の音を追求するよりは、自分が慣れ親しんできた80~90年代のCDの音を参考に、という感覚で自分の耳を頼りに音作りをしていると思います。 ちなみに僕の曲は真似してつくろうとしても、なかなかできないと思いますよ(笑) さて、このBirdcageサウンドが着々とファンを獲得している実績は、さらなる飛躍につながっていくことでしょう。そこで、今後の抱負を教えていただけますか?

そうですね、基本的に制作ペースはそんなに速い方ではないんで、マイペースにリリースを増やしながら、いろんなところでプレイしたいですね。このところリミックス作業ばかりだったんで、そろそろオリジナルの曲も制作したいですね。 ロケーションが非常に素晴らしいと聞いているので、そのロケーションに合った、美しい音楽を演奏したいと思います!