キャンドルを初めて作ったのもその頃。ちょうど先の人生について考える時期だったんですよね。当時からキャンドルは好きで、よく買っていました。でも実は大きいサイズのとか、凝った作りのモノは結構高くて、学生の自分にはそんなに買えなかったんですよね。で、買えないから作ってみる。最初はアクセサリーなんかと一緒に作り始めてみたり、いろいろな物に興味を持って作ってみたんですが、キャンドルが1番しっくりきたんです。
スーツを着て満員電車に揺られる生活は、もともと考えてなかったから、自分自身の手に何か技術を持ちたいと思ってて。いつの間にかキャンドルの火に導かれて、向き合うようになっていたんです。




これは僕が被災地でお手伝いさせていただいた時に1番嬉しかったことをご紹介します。気仙沼の鹿折地区という海沿いに面した美しい場所にお地蔵さんがあるんですが、昔から地元の方々に愛されていた非常に馴染みのあるものだったそうです。しかし震災時に津波で流されてしまったんです。そのお地蔵さんをみんなで元に戻し、戻ったお地蔵さんの足下を灯しました。その時に地元の方から「光を灯されてお地蔵さんが笑っているよ」と言われた言葉を思い出す度に、自分の行動が直接的ではないにせよ人の為になっているのかなと逆に勇気をもらってしまいました。 火と音楽は過去を振り返っても非常に関係性が深く、日本のお祭りなどはまさにその代表と言えるでしょう。現在の音楽フェスティバルなどは表現方法こそ違いますが、お祭りの延長線上にあるのかなと僕は考えています。音楽イベントでの演出時は、キャンドルのもたらす灯りがその人の感情を呼び起こし、導き、聴覚に訴えかける音楽をより美しく見せる事を意識しています。


大学在学中から世界に興味を持ち
アジア・アフリカ・ヨーロッパを旅する。
日本では得られない様々な経験を積む中で
ろうそくの美しさに魅せられ
2004年からキャンドル制作を開始。
2005年より様々なイベントに参加。
現在は、デコレーションやワークショップを展開している。
ろうそくのあかりで「喜び・感動・安らぎ」を伝え
世界を照らし続けている。
■キャンドルの購入はこちらから
http://www.clubberia.com/store/category/7-AKARiYA/
過去の活動
LABYRINTH、RAINBOW DISCO CLUB、渚音楽祭、 Body&SOUL、Mother SOS、Dormitory K、DAZEMAZE、赤城山総本家、RAFT TOKYO、73、57、etc..