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DUB STRUCTURE #9

- 2007年に活動を開始されたそうですが、DUB STRUCTURE #9が結成に至った経緯を教えてください。

Minami:もともと学生のころからOkuraとCannoと俺とは一緒にバンドをやってたんです。そのバンドは解散して、DUB STURCUTURE #9を始めて、しばらくしてAraiが入って今のメンバーになったんです。

Canno:もともとみんな幼なじみなんですよ。なんか昔からずっと一緒にいて。高校生の頃ってバンドやり始めたりするじゃないですか?だいたい大学を卒業して辞めていく人たちが多かったんですけど、俺たちは、そこで音楽を辞めなかった人たちですね。
  - 音楽を辞めなかった理由は?

一同:なんだろうね~(笑)

Arai:辞める必要もなかったし、これしかできなかったし。
  - ちなみにAraiさんが加入した経緯というのは?

Minami:その頃、AraiとCannoがめちゃくちゃ遊んでたんですよ。

Canno:ちょうど20歳になって、クラブに行けるようになって遊びまくってたんですよね。

Arai:その頃ベースは、OBA君(Hiroaki OBA)だったんですけど、OBA君が今やってるミニマルな音楽を1人でやることになったんで抜けて、ベースがいなくなって。それで、じゃあって感じで。
  - 結成当時から今みたいなロック×クラブのような音をジャムっぽいスタンスでやられてたんですか?

Okura:ていうわけじゃないんですけど、ギター、ドラム、ベース、ボーカルっていうオーソドックスなバンドでやってましたね。

Canno:やっぱりクラブっていう場所で、クラブミュージックに触れて影響を受けてから、担当する楽器もそこまで縛らずにやるようになったんですよね。いきなりシンセ買ってきて足してみたりとか。

Arai:レコードを集めるようになって、そこからいろいろやってみたいってなって。

Minami:俺の場合は、ニューウェイブとかUKとかパンクとか全部好きだったんですけど、友だちがMoodymannとTheo Parrishを持ってきて「これ聞いてみなよ」ってなって聞いたら「カッケー!」ってなったんですよ。

Canno:そこの出会いは大きいですね。
  - Moodymann、Theo Parrishってブラックミュージック寄りじゃないですか?もっとエレクトロニクスな音楽でいうと誰に影響されたんですか?

Minami:曲作っている人っていうよりも、CMTさんとかNOBUさんの影響が大きいです。

Canno:むしろDJにですよね。彼らはエレクトロニックな曲もかければ生っぽい音もかけるし、いろんな曲を同じ物語の中でやっているんで、その感覚っていうのが新鮮でしたね。
  - Moodymann、Theo ParrishのDJは生で見たことは?

Minami:あります。ずっと前にメタモにMoodymann来てたじゃないですか。あれ行きましたね。メタモのMoodymannは衝撃的でしたね。ロックスターだ!って。
 
- 各担当の楽器・機材がすごいユニークですよね?なぜ、このような編成になったのですか?ベースのAraiさんがMOOGシンセをつかったり、ギターのCannoさんがマシーンドラムを使ったり。

Arai:俺の場合は、楽器屋で中古で見かけて、そんなに高くなかったで衝動買いしてしまいました(笑)

Minami:ある日、新しい機材を持っているやつがいる!っていうパターンが多いですよね。

Canno:だから、ある日、誰かがでかいものを買ってるっていうのが楽しみなんですよ。

Arai:買おう!と思って買ってるわけじゃないんですよね。

Canno:みんな機材を集めるのが好きだよね(笑)
  - 機材に関して、セットリストを見てすごい数のものを使っているなと思ったのですが、いかがですか?

Arai:ライブに行くと、数が多いからむちゃくちゃ大変ですよ。

Canno:びっくりされることとかあるんですけど、もっと持っている人を見ると羨ましいなと思っちゃいます。

Arai:レコーディングの時は、持ってる機材を全部持っていって、それにスタジオの機材を足してって感じですね。選択肢を増やすようにしています。 
  - 制作はどういう風に進めているんですか?

Okura:フレーズをMinamiが作ってきて、それに合わせてセッションしたりとか。

Canno:こういう感じでって言わないで、セッションを始めたりとか。

Okura:それを録音しておいて、あとでプレイバックして。あの時のあの感じよかったって言って、1時間2時間のファイルからいいところを探して。見つからないことも多々あるんですけど。

Minami:見つかっても二度とプレイできないこともあるっていう。あれ、これどうやったんだっていう。

Canno:レコーディングって予定調和になりがちだから、今回のアルバムは、ミラクルが起こる余白のプレイは取っておいて、その部分を後で抽出するようには心がけましたね。

Minami:今回のアルバムは、曲の構成ってあんまり決めなかったんです。決めずに入って、何テイクか録って1番良かったのを取っていった感じですね。

Canno:決めてた曲もあったんですけど、決めたとおりにやるとやっぱりおもしろくなくて。だから白紙に戻しちゃったりとかも普通にあったし。
  - 私は、楽器ができないのですが、セッションという感覚ってどういう感覚なんですか?例えば、私はDJはできるんですが、ダンスミュージックの構成って4小節、8小節で展開があるので規則的なんですが、セッションって自由だから、みんなとどう息を合わせるのかなと。

Canno:息が合わないことありますよ。でもそういうのを100万回経験して形にしてますよ。

Minami:1時間のファイル、全てダメだったとかね(笑)。

Canno:DJとかでも、ミックスしていてミラクルが起こっている瞬間ってあるじゃないですか?あれを俺たちは4人で共有している感覚なんじゃないかなって。それがセッションのおもしろさなのかなって。

Arai:基本的に、DJもセッションも変わらないと思うんですよ。事故が起きることもあれば、ミラクルが起きることもあるし。
  - 今回のアルバムは、アルバムのために曲を作ってたんですか?DUB STRUCTURE #9の音を聞いてると、自然発生的な要素が強く感じるので、コンセプト的なものに意識されてないんじゃないかなと思って。

Minami:アルバムを作ることは決まってたんですけど、アルバムのためにや、コンセプトって意識はあまりしてないかなと。ひたすらいろいろチャレンジして。

Canno:それこそ山に籠ったりして。アルバムの曲を作ってた時は、半年間で5、6回行ったかな。

Arai:だいたい1回行くと1週間から10日くらい滞在します。飯食うか音楽やるかしかない状況にして。

Canno:初めから、かっちりとした枠組みはないですね。ざっくりディスコっぽいやつをやりたいねとかは、たまにありますけどね。イメージから組むというよりも音が先。ただ、抽出していく中でどこにスポットを当てるかっていうのは考えますけどね。

  - 前作は、いわゆるロックバンドという枠組みを感じたんですが、今作『POETICS IN FAST-PULSING ISLAND』は、アップテンポのやつもあれば、ダウンテンポのやつもある。ファンクっぽいのもあれば、テクノっぽいのもあり、音楽性が上下左右にすごい広がり、余白までも感じましたが、みなさんは、どう思われてますか?

Minami:ファーストは、俺たちがやりたいことを完全にはできてなかった。今回のほうが、技術面でも向上しているし、どんどんやりたいことができるようになってきた感覚はありますね。

Canno:ファーストを作って、やっぱり枠組みみたいのを感じたから、そこを破りたいなっていうのは思いました。ロックバンド、ジャムバンドっていう枠組みに収まらないものを作るという意図はありましたね。
 
- 1曲目「New Function」は、アルバムの中で、トラックとして完成度が1番高い印象を受けました。高揚感もありアルバムのプロローグ的な意味合いも感じました。

Minami:最高のトラックだと思います。ちょうどこの曲を作っている時に東日本大震災があって、そこに対して何かメッセージを込めたものを作ったというわけでなく、俺たちそれぞれの感情を閉じ込めることができたというか。

Canno:そういうことを、意識したというより、俺らの置かれている状況が自然と音には出ていたんだなと聞き返して思いましたね。
 
- 2曲目「Poetics In Fast-Pulsing Island」は、ループ感が気持ちよく、後半パーカッションのが加わりオーガニックな流れになっていき、ラスト2分で曲が変わったんじゃないかと思うくらい曲調が変わる。計算されたグルーヴからどんどんラフになっていくトラックおもしろいトラックだと思いました。またアルバムタイトルにも使われているのも意味合いが大きいトラックなのかなと。

Arai:スタジオに入る当日まで、ほぼ何も決まってなくて(笑)。

Canno:RECを録った後に構築していていったよね。

Arai:そんなに切り貼りはしてなかったんですけど、最後の曲調ががらりと変わるとかは、自分らでもこんなんやったっけ?ってなるくらいでしたね。

Minami:最後の最後にぶっ壊す感じ。
  - かなりぶっ壊された後に3曲目「Golden Horse」で前曲と一転、アコースティックな鳴りが心地よかったです。ジャジーなんだけど、時たまリズムがクラブミュージックになるのもおもしろかったです。詞はMinamiさんが書かれたんですよね?

Minami: NOWEARMANのボーカルがいて、かなり彼のことはイメージして作りましたね。かなりパンクなバンドなんですけど。ベルベッツとかジャーマンロックっぽい、激しいというよりは、ノーフューチャー感や虚無感を感じる、死ぬほどカッコイイバンドなんです。すごく仲はいいんですけど、彼のことをイメージして書きましたね。
  - 4曲目「Do Good」は、アルバムの中でもっともクラブ的な音で、音に奥行をすごい感じました。あとこの曲は、5曲目の「You So Blue」へ、繋ぐ大切な曲だなと思いました。5曲目の「You So Blue」は、アルバムの中でもっとも他のトラックとは違い、かなり自己主張が強く、ものすごい脅迫観念に襲われただけに、どういった背景でできたのかが気になります。

Canno:歌とかも、、、歌じゃないんですけどね(笑)。録ってるときに横いたんですけど、Minamiが白目剥いて痙攣しながらわめいてて。自分たちでも、この曲やりすぎかな、これ大丈夫かな?ってくらいの曲ではありましたね。無骨なシンセのリフで強気にいって。セッションでAraiが弾いてて、そこから広げた曲ですね。

Minami:エンジニアって、普通は卓ミキサーで音を調整しないといけないじゃないですか?でもこれを録ってる時に、照明の電気のスイッチを付けたり消したりしてて(笑)。それで次見たら、アシスタントも一緒になって電気のスイッチを付けたり消したりしてて。 
 
- 卓ミキサーで調整しているより、照明を使ってMinamiさんを盛り上げたほうが、いい音が録れると思ったんでしょうね(笑)

Minami:そうなんでしょうね(笑)

Canno:ここ1年の、俺らの鬱憤を全部発散した曲ですよね。

Arai:CMTさんが、この曲を1番気に入ってくれてリミックスしてくれたんですよ。

Canno:俺らもCMTさんの無骨な音にインスパイアされたのもありましたからね。 
  - CMTさんのリミックスも、ストイックなミニマルなダンストラックで、オリジナルとは違う怖さが出てましたよね。

Canno:リミックスしてもらった後に、DJ聞きに行ってかけてくれてて、もう嬉しかったですね。深い時間に聞くとかっこいいでね。
  - 6曲目「When The Party Begin」は、一転ボーカルも優しく、ノイジーなギターとメロディーを奏でるギターの対比も絶妙で、この後に続くリミックスを除けば、オリジナル楽曲ではアルバム最後の曲で、最後にふさわしいトラックだなと思いました。

Minami:形は全然違うんですが、もともと俺が高校の時に作った曲です。メロディーとかも全然違うんですけど、形にして出したかったんです。

Canno:うん、誰もやったことないような、聞いたことないような感じでやりたいねって。

Minami:たぶん、ダンスシーンの人ってロック聞いてきてない人もいっぱいいるじゃないですか。変なイメージというか、俺らが好きじゃないところのロックをイメージとして持ってて聞かないっていうのもあると思うんです。でもこの曲には、俺らがずっと聞いてきたロックへの愛が出ているかなと思うんですよ。
  - この曲のALTZさんリミックスは、DJ的感覚があって、いい意味で卑怯だと思いました。久しぶりにいいリミックスを聞いたなと。

Canno:元と違うけど、元が分かりますしね。あ~、ここ抜くんだって、さすがALTZさんってなりました。すごい嬉しかったです。
  - みなさんにとってALTZさんCMTさんはどういった存在なのですか?

Canno:まず大先輩ですし、クラブに行くようになって、初めに衝撃を受けた人です。持ってかれたというか、DJってこんなにすげーんだって思ったんですよ。

Minami:それこそ、俺もダンスミュージックに偏見があったって認めざるを得なくて、それを、全部払拭させてくれた2人ですね。もちろん、もっとたくさん尊敬している先輩はいるんですけど、今回はこの2人にやってもらって。
  - では、もう1人のリミックスで参加したMr Raoul Kですが、2年前のelevenで行われたイベント「MONK!!!」でも招聘して、今年も年末に行う「MONK!!!」でも招聘されますよね。もともと何で、Mr Raoul Kだったのでしょうか?かなりマニアックなアーティストだと思うのですが。

Canno:一緒に「MONK!!!」やってる友達が、カッコイイやつがいるよって教えてくれて。パーティーやるなら変態なのやりたいねって話なって。トラック聞いてもよかったし、実際のDJもよかったし。一緒にパーティーをやって、日本の音も気に入ってくれて。

Minami:なんとも言えない、アフリカンの血を無機質に出してくる感じとか。その感じすごいいいんですよね。

Okura:ドイツ在住のコートジボアール人っていう音だよね。
 
- では、先月ドイツにツアーに行かれてたじゃないですか?それはどういった経緯でいかれたんですか?

Minami:最初は、ドイツ・ベルリンに行ってみたいなっていうのがあったんですよ。

Canno:ちょうど、ジャーマンロックとか、テクノでもインダストリアルな音が、俺らの中で流行っている時期があって。行ったらレコードとかもいっぱいあるんじゃないかってのがスタートで。あとドイツのクラブで遊びたいってのもあって。

Arai:それで、どうせ行くならギグしたいよねってなって。でもあまり時間がなくて、そんなにブッキングは獲れなかったんですけどね。半年前から計画立ててればもっと獲れたと思うんですけどね。
  - ちなみにどこに遊びに行かれました?

Minami:ベルグハイン、ゴールデンゲート、ウォーターゲート、アバウトブランクくらいかな。小さいクラブは、ちょこちょこ行ってました。
  - 実際いかがでしたか?

一同:最高でした。。。住みたい。。。

Canno:音楽が生活に入り込んでる感じや、社会と共存できてる感じがありますよね。

Okura:日本と比べて文化に対する理解がきちんとあって、社会の成熟度が高いと思いました。

Minami:プラベートパーティーに行ったんですよ。普通のマンションの一室でやってて、こんな音量出して大丈夫なのってくらい出してて。30~40人くらいはいたと思うんですけど、床抜けんじゃねーかってくらい。いくらなんでも、まずいんじゃないと思ってたら警察来て。問題なるんじゃねーかなって思いながら見てたら、警察もちょっと音下げてねってくらいで(笑)。

Canno:住人の人にも、いついつパーティーしますって張り紙でお知らせしたりするみたいで、覗きに来たりするみたいですよ。日本じゃそれって考えられないなって。
  - 今回海外で公演することは初めてだったんですか?

一同:初めてです。
  - 実際やられてみて、いかがでしたか?

Minami:かなり楽しんでくれる感じはありましたね。踊らなくても楽しんでくれてる。そういう感じがみんなしてて。それがすごい新鮮でしたね。

Arai:基本は、日本と一緒でみんな踊りに来てるんですけど、シンプルなロックが聞きたそうなやつもいれば、ちょっと気難しそうな人もいるし。

Canno:かといって日本のダンスシーンが劣ってるとは、まったく思わなくて。

Minami:俺たちもドイツの一部しか見れてないので。もっとディープなところもあると思うし。ただ、また行きたいですね。
 
- ドイツでの公演のラストは、ワンマンでしたよね?ワンマンっていうと、日本だと、すごい認知されてからようやくできる興行だから、海外なのにいつの間に。。。と思ったのですが。

Canno:最初、えっワンマン??ってなったんですけど、むこうはワンマンけっこうあるみたいですよ。1バンドだけ呼んで、音を楽しんで終わったら飲むみたいな。けっこうラフな感じですよ。

Okura:そこの感覚の違いはすごいありましたね。

Minami:ツアーして、ドイツで過ごしていくなかで、このワンマンは、きっと日本みたいな感じないなと感づき始めて(笑)。
 
- では、みなさんが主催されているパーティー「MONK!!!」について伺います。この「MONK!!!」という言葉は、ファーストアルバムの1曲目にも使われていますよね。バンドにとってこの「MONK!!!」という言葉は特別な意味をなすのでしょうか?

Minami:音楽に対するストイックな姿勢とでもいうのでしょうか。パーティーでも、それはあらわられてたと思いますし。
  - 以前「MONK!!!」は、SECOでも開催していましたよね?400人くらい動員したという噂を当時耳にしましたが。

Minami:そうですね。
  - それで2年前に、会場をelevenに移して開催。今年は12月30日に同じくelevenで開催されますが、ALTZ、CMT、HIKARU、SHHHHH、UNIVERSAL INDIAN、Hiroaki OBAなど、国内外で活躍する癖のあるDJ/クリエイターが集結しますが、どういったパーティーにしようと思われてますか?

Canno:俺たちが最高だと思えるパーティーをするということが土台にあります。世の中のDJを全て知ってるわけじゃないけど、知っている中で1番かっこいいDJを集めた感じです。曲を繋いでいくように、DJがDJを1日繋いでいくパーティーがあったら楽しいだろうなと。

Minami:ほんとは、全員メインフロアでやってもらうべき人たちなんですけどね。

Canno:もう3日間くらいぶっ続けでやりたいよね。

Minami:やっちゃう(笑)?

Arai:でもドイツは、そんな感じだったもんね。金から日まで。

Minami:オープンがSoundstreamだったもんね(笑)。
  - 最後に、DUB STRUCTURE #9は、今後どういった音を作って行きたいですか?

Minami:今の俺らが想像できない音を作って行きたいですね。

Canno:今は、曲をたくさん作りたいってのがありますね。

Arai:もう新しい曲もできてきてるんですが、それがMinamiが言うような音になるかは未知数ですけどね。

Okura:うーん、まぁ、そうですね。。。

Minami:特にない(笑)?

Okura:かっこよければ、それでいいかと。

Minami:Okuraのスタンスが、俺らを支えてくれてるんですよ。
  『POETICS IN FAST-PULSING ISLAND』

アーティスト:DUB STRUCTURE #9
レーベル:dive in! disc
品番:JMDID-001
フォーマット:CD
発売日:12月12日
価格:¥2,100(税込)

●トラックリスト
01 NEW FUNCTION
02 POETICS IN FAST-PULSING ISLAND
03 GOLDEN HORSE
04 DO GOOD
05 YOU SO BLUE
06 WHEN THE PARTY BEGIN
07 POETICS IN FAST-PULSING ISLAND (RMX : MR RAOUL K)
08 YOU SO BLUE (RMX : CMT)
09 OKINAWA SUN 9 MIX (RMX : ALTZ)