INTERVIEWS

AFRICAN HEAD CHARGE

俺の名前はRas-Binghi Noah, Bonjo Iyabinghi Noahで、ジャマイカで1949年5月24日に生まれた。ロンドンには親の関係で17歳ぐらいのときに行って、そこからもっともっと音楽に入って行った。でもその前からジャマイカのクラリングドンでおばあちゃんがラスタ教会をやってて、しいて言えばそこですべてを学んだ。音楽、人生、すべての原点。おばあちゃん、ナナ・ボンチー、はクラリングドンのラスタクィーンだったんだよ。自分の持ってた土地を全部ラスタキャンプにしてみんながそこに住みに、お祈りしに来てた。それがオレのルーツ、ファウンデーションだね。 日本を愛してるよ、本当に。言ってるだけじゃないよ、大好きだ。好きな所を言うと、平和を心に持ってる人間が好きなんだよ。例えば一回電車に乗ってて、誰かの足を踏んじゃったんだよ。ジャマイカだったら「ボンボクラ!」とかなんだかんだピーピー言うけど、その人は俺におじぎをして、謝ったんだよ! オレが彼の足を踏んじゃったのに。それが日本を一番最初に好きになった所だよ。違うときにタクシーの運転手に余分にお金をチップとして渡そうとしたら、多過ぎるって言って返したんだよ! そういう所以外にもたくさん好きな所はあるけど、その2つの出来事が日本の良さに最初に気付いたときだったよ。正直で平和な人々だから。日本の全部は見てないけど自分の経験ではそう感じたよ。みんなリラックスして、平和的でirieなんだよ。 もちろんショーの長さにもよるけど、ステージショーは前回よりもっとパワフルになってるよ。これからロンドンに行って、前回やったことを考えて、あと、こないだ出た日本のショーのライブアルバムも聞いて、今回は究極のショーになるよ。 予定としては日本の後ガーナに戻ってくる前に3週間ぐらいジャマイカに帰る予定だよ。さらにアイデアを浮かばせるために行こうと思ってるんだよ。リフレッシュして、山に行ったりインスピレーションをもらえる所に行って……3週間は長くないけどその3週間でいろいろ身に付くことは分かってるんだよ。次のアルバムのための曲も今書いてるけどね。歌詞も今ガーナで書いてるし、音楽的には今いろいろ聞いてるよ。例えばここガーナのアシャンティ太鼓とかね……それを全部合わせていくんだよ。 それは分からない。分からないけど誰かが俺が何かをすることによってそう呼ばれる、って言ってた。例えばここガーナでは教会を始めた。ここに来て、ラスタとかいろいろについて知らない人間をたくさん見たんだよ。みんながもっと知ることが出来るように始めたんだ。そういう風にオレは育った。祖父母によくそういうみんなが集まって物を学ぶ所に連れていかれた……ラスタとか太鼓と…か…子供のときから祖父母は、俺が偉大なことをするって思ってたんだよ。精神的に……他にもいろいろやったことはあるけどここでそこまで自分を褒めたりはしたくないよ。でもみんなに言いたいのは、誰も神の領域では邪魔をすることができないから人間は何の信仰でも隣り合わせに存在しなければならないんだ。俺たちには最高な精神の結束があるんだよ。だから何の宗教を唱えても、クリスチャンでもなんでも、どれも1人の精神のリーダーがいる。あと、こういった歴史的な形での制限されたグループにみんなを束縛されて、世界のコミューニティの忠実さとかの進歩の邪魔をするか。人類の共同体はすでに神に証明されてるんだよ。そして人類は神の存在によって過去からできてる……だからこそ他の人の信仰に対して疑問を持ったらだめなんだよ。人間は神のやり方に判決を下すことは絶対できないんだ。それが俺のラスタとしての哲学なんだよ。寛容とリスペクトを全ての人間に対して持たなきゃだめなんだよ。こういうことを人に教えおうとしてるんだよ。結構ラスタのなかでは“ファイヤー・ボン…なんだかんだ”(燃やせ、燃やせ)とか言ったりするし、ラスタじゃなかったらどうのこうの、とかあるけど誰も神のやり方に判決を下すことはできないんだよ。だからみんなを寛大にとり扱わなければならないんだ。そういうことをガーナの人に伝えてるんだよ。毎週土曜日に集まって、サバス(安息日)があって、人々の違いを容認することを教えてる。共通点を見つけてそこから進歩しよう。 彼はプロデューサーであって、何曲かは共同で書いてる。片手で手を叩くことはできない。2人でしかできないことがある。人によっては技術面がすごい人もいる。例えば今ガーナでラジオ局を作ろうとしててそれは自覚と意識を伝えて人々を刺激させる局になるけどそれも1人ではできない。だからいつも他の人と協力しなきゃだめなんだよ。エイドリアンもそういう存在だよ。スタジオに入って、ミクサーとかいろいろ機材をいじるときオレはそこまで詳しくない。そこがエイドリアンの神からもらった恵みなんだよ。Jahはみんなに恵みを与えるけど彼の場合はそれが恵みなんだよ。そしてお互い一緒に作業していいものが生まれるんだよ。お互い助け合ってる存在だね。あと、もちろんいい友達だよ。過去には意見のくい違いもあって、オレは前に10年間ぐらい辞めたこともあったけどお互いに共通点があったからまた戻って一緒に仕事することにしたんだよ。結婚みたいだね。意見がくい違ってもお互い努力して戻って一緒に作業することも必要なんだよ。 Count Ossie and the Mystic Revelation of Rastafariだね。ジャマイカで一番最初にラスタミュージックを演奏して回ってた人たちだったからね。レコーディングとかする全然前だったよ。最初のバンドだったよ。彼等はオレの祖父母みたいなものだったよ、いつもラスタキャンプに来てドラムの叩き方とかいろいろ教えてくれたよ。ワークショップとかあってラスタの子供達が行っていろいろ学びに行くんだよ。後からバーニング・スピアとかカルチャーだね。 バーニング・スピアとカルチャーはいつまでも好きだよ。この2人はいつになっても好きだよ。ルチアーノも大好きだよ。アンソニーBもね。シズラもいいね。一時AugustownのBedward Crescentに住んでる時があって、シズラもそこ出身なんだよ。そこ出身の人はスピリチュアルなヴァイブスを自然と身に付けるんだよ。Bedwardていう牧師がいてそこで彼は人を洗礼してたんだよ。だからそこはスピリチュアルな場所として見られるんだよ。俺のおじいちゃんもそこに家がある。たくさんの人はそこに精神の洗礼のためにそこに行ったりするんだよ。子供としては普通にそこらへんで遊んでたけどね。後からその場所の重要性が分かったんだよ。 ラスタマンが来るぞ! みんなが大好きだから……そしてみんなもオレのことを好きだってことをヴァイブスで分かるよ。だから楽しもう! 神の恵みをみんなに分けるために行くよ。そしてオレにも神の恵みを与えてくれ。オレ等の文化を分けに行くんだよ。みんなに楽しんで欲しい。人生は山あり谷ありで倒れてもいいんだ、人生の輝きは倒れてまた這い上がるときにあるんだよ。このメッセージは世界へのメッセージでもあるんだよ。Big Up! Big Up! あとガーナでのラジオ局の話ももし日本で一緒にやりたい人がいれば協力してやろう。意識と知識を伝えるため、人々を刺激して立ち上がらせよう。Big Up!