- プロデューサーとしてたくさんの曲をリリースして注目されていますが、楽曲製作を始めたきっかけは?
DTMを始めるきっかけとなったのは、当時Satoshi Fumiさんと茨城でパーティーをやっていたMasahiro Mihara (AM)さんが、海外レーベルからアルバムを出していて、興味を持ったことがきっかけでした。それからというものの、睡眠時間を削り、狂ったように時間があれば曲を作っていました。Soundcloudでコンタクトがあった海外レーベルから、初めて曲をリリースさせてもらい、すぐにShin Nishimuraさんの〈PLUS RECORDS〉からアルバムデビューの話をいただきました。
テクノを作ること自体が楽しくて、それがきかけで、国内外問わず人脈が広がっていく。DJしていても同じことなんですが、とにかく人とつながっていくのが楽しかったです。自分の曲がフロアで流れている時も嬉しさは別格だったし、アーティストに踏み込んだことで得られた感動は大きかったです。もちろん、挫折は何度も味わいましたが、今では3年も経たないうちに60曲くらいリリースになりました。これは、第一にたくさんの人のサポートのおかげだと思っています。
- 〈MULLER RECORDS〉から石野卓球、TASAKAに次いで12インチがリリースされましたね。紹介をしていただけますか?
僕がFrankと会って話したのは、2012年の「WIRE」の時でした。以前に、彼の名曲「HORIZON」のリミックスをさせてもらい、リリースまで至ったので、そのお礼をしたことから付き合いが始まりました。〈MAD MUSICIAN〉のレーベルツアーで参加させてもらったりしているうちにレコードリリースの話がスタートしました。『KAN KAKU EP』は、4曲構成、赤のレコードです。GENKAKU、OTO、GENTYOU、KOUYOUの4曲。漢字にすると、幻覚、音、幻聴、高揚です。「音」にまつわる、「感覚」をテーマにタイトルをならべました。現場での反応を見て、フィードバックして作り直したり、言わばこれらの曲は、僕のライブ中、フロアの様子から受けた「感覚」をフィードバックさせたものです。ちなみに、レコードのみのリリースで、デジタル配給しないらしいです。
- このリリースを記念してリリースツアーを行うそうですが、ツアーについて教えてください。
ツアーは、横浜から始まり、DOMMUNE、渋谷"WOMB"、水戸"DOL"、水戸"PIVOTE"、福岡、静岡の7箇所の予定です。目玉はFrank Mullerも出演する渋谷"WOMB"での「RHYTHM HOLIC」。今から興奮しています。1つ1つのパーティーで全力でプレイし、来ていただいた全員のお客さんを満足させる意気込みです。近郊の方は是非ご来場ください!
- 最後にダンスミュージックのアーティストを目指すビギナーに一言お願いできますか?
僕が偉そうなことをいう立場ではないのですが(笑)、今は、良いスペックのPCが安いし、ハード機材いらずソフトウェアで製作可能ないい時代です。リリースはデジタル化が進み、ハードルが低くなっているので、まずやってみることが大事だと思います。自分の感性は自分にしかないので、まず自分を信じて発信し続けましょう。実際自分もそうで、技術的なスキルは後から付いてくるものです。あと、DTMソフトの取扱説明書は教科書です。知識を磨くことが上達の近道だと思います。なんでもそうですが、継続は力なりです。
-Event Information -
タイトル:RHYTHMHOLIC
開催日:7月26日(金)
会場:渋谷"WOMB"
料金:DOOR¥3,500 WF¥3,000 WOMB MEMBER¥3,000
出演:[GUEST] FRANK MULLER (Mad Musican/Muller/Cocoon/Soma), [LINE UP] NARIFUMI UENO (Rhythmholic / Ourhouse), EITA (Rhythmholic/CONNECT NATION), HIROYUKI ARAKAWA (Mad Musican/Muller Records), MORIARTY from Korea, YUSUKE SUGA, [VIP LOUNGE] yucci (SENSE / TCPT), ALEX, SHOTAX (VITEME), MASSA (BOHEMIAN GROVE), Maacy, SANJI, [MIDDLE LOUNGE (Get Hi-Tech Floor)] OVERFLOW (R135 Tracks/dieTunes), TARZAN (Full Moon), RINRIN (VINYLIZE), TAKA-KI, muko, ANKI, ARISA, [WOMB LOUNGE] OGUNI (FANG), BOTTI, KOYO, YOSHINORI HAYASHI, [VJ] KOTARO MITSUNO, YOUSUKE FUYAMA
INTERVIEWS