INTERVIEWS

Leo Küchler

 
- たっぷり時間をかけて良い音を探して、音源を集めて。そうしているうちにテクニックや知識も早く簡単に身に付いてくるんじゃないかな。-
 
 
- まずはじめに自己紹介をお願いします。
 
Leo Küchlerです。23歳で、ミュンヘンで生まれ、南ドイツの景色がキレイな郊外で育ちました。10代の頃にミュンヘンに戻ってきて、街が変わっていたことに気が付いたんだ。
 
 
- あなたの音楽のキャリアとコンセプトを教えてください。


僕のキャリアは至ってシンプルで、16歳の時にエレクトロニックダンスミュージックに出会ってDJとして活躍したいと思った。ちょうどその頃、友達がターンテーブルを売ってくれて、ミックスの練習を始めたから実践でプレイしたい!と思っていろいろな場で挑戦するようになって、レコードを収集してたくさんの音楽を聴くようになった。その経験が僕の音楽のキャリアに大きな影響を与えたんだ。
そうしているうちにミュンヘンのパーティーからたくさんのギグの依頼が来るようになって、ついに"Harry Klein"や"Rote Sonne"といったトップクラブのレギュラーイベントでプレイできるようになった。"Harry Klein"と"Rote Sonne"はヨーロッパのトップクラスのテクノやハウスのDJ、プロデューサーをブッキングすることで長期に渡ってその名を知られている名門の箱の1つなんだ。本格的に自分の初めてのレジデンシーを持ったのはミュンヘンのもう1つの人気クラブ"BobBeaman"なんだ!
 
 僕は音に対するコンセプトもシンプルで、DJは音楽狂とも言える程、音楽が好きでないとできないよね。たっぷり時間をかけて良い音を探して、音源を集めて。そうしているうちにテクニックや知識も早く簡単に身に付いてくるんじゃないかな。
 
 
- あなたの街ミュンヘンについて聞かせていただけますか?

 
ミュンヘンは多様性があって本当に素晴らしい街なんだ。そんなところが好きなでもあり、嫌いでもあり。。。あと、夏のアクティビティーがとても充実していて、海が無いのにも関わらずみんな水泳に出かけるんだよ。街を横断するイザール川の水はとても澄んでいて、そのまま飲めるぐらいなんだ。だからイザール川沿は本当に素晴らしい場所で、水泳したり、飲みに行ったり、音楽をプレイしたり、バーベキューしたりと、夏には絶対に行くべき場所だよ。
 
 
 - その素晴らしい街ミュンヘンの音楽シーンはどうですか?

 
ミュンヘンの音楽シーンはすばらしくて、特に好きな部分でもあるんだ。ミュンヘンには、毎週末素晴らしいラインナップのDJをブッキングするクラブが4つもある。僕はこの街は大きさ的にも質的にも、ベルリンに次いで良質なクラブカルチャーが存在していると思うよ。ミュンヘンにはテクノやハウスだけでなく、多様性のある音楽シーン、例えばコンサートやフェスなんかもあるんだ。
 
 
- あなたはミュンヘンのベストクラブ"Bob Beaman"のレジデントDJですが、世界的に活躍するDJがプレイするハコで、誰との共演が1番印象的でしたか?

 
ダンスミュージックシーンの第一線で活躍しているアーティストたちと共演できる"BobBeaman"が本当に大好きだし、そのラインナップとプログラムの充実ぶりには、いつも良い意味で驚かされるんだ。信じられないようなビッグネームから、アンダーグランドで良質な音を出すアーティストまで、バラエティーにとんだ毎月のスケジュールを見るのが本当に楽しみ。だから特に誰、と名前を挙げることはできないかな。
ただ僕が言えるのは、"Bob Beaman"は小さなクラブで、"Berghain"みたいな大箱とは違うから、週末、金曜日と土曜日の2日間で1,000人入ったらギュウギュウなんだよ。
 
 今年に入ってからOmar SやDerrick MayといったデトロイトクラシックのDJたちとプレイできたことは本当に良かったかな。それと、僕がDJとプロモーターを勤めるパーティー「Vicious Circle」を立ち上げたのも今年の初めで、第1回目のパーティーでBasicChannelとMaurizioで有名な電子音楽界の伝説Moritz von Oswaldにインタビューしたことが特に印象的だったね。電子音楽の創設者の公演に対して多くの人が敬意を示して、感動する瞬間を目の当たりにすることができたのが素晴らしかったし、健康に問題があった彼が音楽にパワーをもらって、ツアーを再会して、"Bob Beaman"のようなクラブでプレイできるという、その素晴らしさには脱帽したね!

   
- あなたのレーベル〈‪‪Aura.Karme〉‬‬について聞かせてください。

 
2013年のはじめに友人と始めたレーベルで、初のEPリリースはOliver Deutschmannの楽曲でDario Zenkerと、ミュンヘンで注目が集まってきているプロデューサーたちによるリミックスで、自分の予想をはるかに超える良い内容に仕上がったと言えるかもしれない。そのリリース過程の中で、レーベルのマネージメントとディストリビューション、コピーライトについて多くの知識を習得することができたのも良かった。
第3番目のリリースはまさに先週で、プロモ版をいくつか東京に持って行こうと思っているんだ。それと、〈Aura.Karme〉 はただレーベルとしてだけでなく、‪‪Mike Huckaby、Chez DamierやKyle Hall‬‬を講師に迎えて、‪‪楽曲活動とDJプレイのワークショップとしても‬‬機能しているんだ。
 
 
- 日本では何をしたいですか?

 
僕は日本食の大ファンで日本での朝食、ランチ、ディナー、全ての食事が楽しみで仕方無いよ(笑)。今回初めて日本に行くからね。誰かオススメのレストランやバーがあったら教えてください!連絡はこちらまで(笑)→ leo@aura-karma.de
そしてもちろん東京のレコード屋さんも!お願いします。
 
 
- 最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

 
青山のZeroで5月9日に会いましょう!その日を本当に楽しみにしていて、あなたと一緒に踊れるその時を待ちきれないよ!!! 
 
 
- Event Information -


タイトル:
Sound of München×in the mix

開催日:
5月9日(金)

会場:
ZERO

料金:
DOOR/3000(1D),WF/2500(1D)

出演:
[DJ] Leo Küchler (BobBeaman / Aura. Karma.), DJ MOCHIZUKI, MASAYOSHI, KIMURA, TOKUKAZU, KAMIYA
[VJ] OONO vs Diamond

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