INTERVIEWS

Moomin

ベルリン在住のSebastian GenzことMoomin。自身が主宰するレーベル<Closer>をはじめ、ドイツの人気レーベル<Smaibille>からも良質な作品をリリースするなど、ドイツ屈指のディープハウスプロデューサーとして近年注目を集めている彼。アジアツアーの一環として、6月20日(土)に青山”ZERO”で開催されるニューパーティ「Tendenz」へのゲスト出演を控えている彼にインタビューを敢行した。

Interview:櫻井 希巳江

 

 

- 僕はただ僕の心と魂から生まれる音楽を作っているんだ。自分の気持ちを表現する音楽を作ることが一番重要なことだと思っているよ - Moomin



- 自身の音楽的バックグランドも含めて自己紹介をお願いします。

こんにちは。本名はSebastian Genz、Moomin名義でDJと楽曲リリースをしているよ。レコードを買い始めたのは1992-1993年ぐらいからで、当時は自分のお小遣い全てをレコードに注ぎ込んでたね。当時はヒップホップを聴いていて、1995-1996年頃からヒップホップのDJを始めて、21世紀になる前にDOSプログラムの「Fast Tracker」で初めて楽曲制作をしたんだ


- どうしてMoominという名前にしたのですか? 日本では、フィンランド人作家のトーベヤンソンのムーミンのキャラクターはとても人気なんですよ。

ただ偶然で、ムーミンを知る前に、、誰かがそのムーミンのことを教えてくれる前に。


- 2015年下旬に<Smallville>からアルバムがリリースされるとのことですが、アルバムのコンセプトは何ですか?

僕はただ僕の心と魂から生まれる音楽を作っているんだ。自分の気持ちを表現する音楽を作ることが一番重要なことだと思っているよ!


- <Smallville>は今年10周年を迎えましたが、レーベルについてと10年の年月を経てもいつまでも新鮮でいられる理由を教えてもらえますか?

僕は<Smallville>ファミリーの一員であること、彼らが僕の作品を信頼してくれていることに感謝している。<Smallville>はただのレコードレーベルやレコード屋じゃなくて、僕たちは全員が本当に仲のいい友達なんだ。

 

 

 
- あなたはすでにに日本にいらしてると思うのですが、日本の第一印象と、6月にここに到着したら何をしたいですか?


僕は日本が大好きで。僕の家から遠いところがホントに残念なところだけど、もっと頻繁に日本に行って、田舎を散策したりしたいな。でも、残念な事に滞在時間が本当に限られているから、、せめてレコード屋と、スニーカーオタクでコレクターの僕としては“Atmos”のお店にだけは行きたいと思ってるよ。


- あなたのプレイスタイルとDJブースのストラクチャーは何ですか?

ターンテーブル2台、CDJ2台とロータリーミキサーが理想。プレイスタイルはプレイする時間や箱、サウンドシステム、クラウドの雰囲気によって変わるんだ。ディープハウス、ハウス、テクノ、ディスコのミクスチャーになるんだけど、言葉で表すのは難しいね。



- 日本人のアーティストで知っている人はいますか? または日本人のアーティストが作ったトラックをプレイしたことはありますか?

いろんな日本人のアーティストを知っていて、リストを作ったら長くなると思う。短くまとめさせてもらうと、日本人のジャズアーティストの鈴木良雄。彼のアルバム『Morning Picture』は僕のお気に入りの1枚で、ハウスのアーティストではNo Milkの『Nobody knows it but you』。このレコードは長いことプレイしてきたよ。


- 最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

皆さんに会えることを楽しみにしています。きっと一緒に楽しい時間を共有できることでしょう。

 

 

 
 
- Event Information -


タイトル:Tendenz mit Moomin
開催日:6月20日(土)
時間:Open 23:00
会場:青山 0 –ZERO-
料金:Entrance ¥2,500 (¥2,000 with Flyer)
出演:【DJs】Moomin (Smallville / Closer / Berlin), Dasha (Technique), YONENAGA (R406 / Select Kashiwa), TOKUKAZU (in the mix), Iida (Tendenz), Tatsuoki (Broad) 【Food】Green and Peace