INTERVIEWS

AYASHIGE

AYASHIGEっていうのは、10年ぐらい前にタイの南の島でDJやってたら、島で日本語がちょっとしゃべれるヤツと友達になって、「お前はプレイスタイルが『怪しげ』」っていう風に言われて、次の週のDJのときにフライヤーに勝手に「AYASHIGE」って書かれてたんですよ。 SHIGE(WRENCH)で。バンドもWRENCHっていうのやってるんで。俺のこと「怪しい!」って言ってたわ、「オイ怪しい!」って。「怪しいっていうのは名前じゃねえから!」って言ってたんだけど、それから発展してって勝手にフライヤーに入れられたり。アハハ。 元々っていうか今もそうなんですけど(苦笑)。やってます。16年目っすかね。
1人でやるときと、BRYANと2人でやるときはエレクトロハウス中心にブレイクビーツもかけたりとかっすね。 オルタナっすね。なんか接点があるんですよ、自分の中では。なんかこうブレイクしてドーンといく感じとかが、曲の流れの中で一瞬見える時があるんすよ。 いやぁ、盛り上がりましたね!「オールナイトフジ」。「Third Culture」が企画してるやつの1発目かな。そのあと卓球さんとかRYUKYU DISKOとかでしたね。んでコレ雰囲気もばっちりであとは俺達がやり切るか、やり逃げするか!?(笑)っていうところで。で雨も降ってたからお客さんも心配してたんすけど、始まってみたら人けっこう来てくれて、入場規制とかになって。その中でホント気持ちよくやれて。 みんなで作ったビートの上にTASAKAがワンループのCDをどんどんつなげていくんすよ。それで曲を作ってって、オレがベースラインを弾いたりとかその場でやってくんすよ。大体シンセだったりボコーダーだったりするんすけど、ブルースハープとかも上で吹いて。TASAKAがそこの上にディレイかけてビートの上に乗っけさせたり。オレの人生初のCDデビューがハープだったんすよ。ボーカルでもDJでもなく。あのねぇ、当時ヒップホップで「キミドリ」っていう人たちがいて。下北沢あたりで仲良くしてて。それで声かかってきて。「SHIGEやってみてよ」って。で、「よっしゃぁ~!」って。スッゲー昔ですけど。18年ぐらい前とか。 そうですね、バンドをやるときでも鍵盤から曲作ってた方がおもしろいって言われるんすよね。ギターとかのフレーズと全然違うから。手癖で弾くじゃないですか、ギターって。で、鍵盤でそういうことをやるとおもしろいから、「鍵盤できた方がいいよ」って言われ。「じゃ鍵盤覚えてみようか」っつってジミー・スミスっていうオルガンプレイヤーですごいうまいやつがいるんすけど、そいつのビデオ借りてきてビデオをストップして、押してるところにシールを貼ってくんすよ。ジョグダイヤル次に回して……。周りにキーボード弾けるヤツがいなかったんすよ、うまいヤツが。だからそれで「あー、こうやってるんだ!?」とかいって地味~にやってたんすよ。オレの癖で弾いてるのを聴いたらジミー・スミス知ってる人は1発でわかる。「オマエ、ジミー・スミス好きだろ?」って言われたこともあります。 かなり地味な話っすけどね。ギターは高校のときにバンドやってたから。ギター、ドラム、ベース、全部ひととおりやって。1個のことに集中してできないのかもしんないっすよね。アレもやりたい、コレもやりたいで。で最終的にバンドで。「歌うしかねぇ」っつって。 やっぱりロックっすね。ロック、パンク、ハードコア……。元々パンクバンドですね、ガキんちょの頃やってたのは。SEX PISTOLSだのDAMNEDだの。そのへんからCRUSH聴いて、CRUSHがいろんなことやってるんで、いろんなことに感化されて。次はスケボーだっつってBEASTIE BOYSいってSLASH聴いて。時代の流れホントそのまんま。 ありがとうございます!

<SAMインタビュー後記>
「 今回初めて話をしたんですが、すごく飄飄としていて、サクサクとした感じがしました。でも、昔、凄く悪だったんだろーなーって感じがしました!その反面、昔からバンドやってたり、DJをやったりと、色々な音楽に影響されていて、常に新しいものを吸収している、すごく嗅覚が利いている人だと思いました。 DJ中にも楽器を演奏したり、彼ならではのワールドを持っている人なので、これからもどんどん楽しい事をやってください! 」

AYASHIGE Official Site
http://www.ayashige.com

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http://zento-tokyo.jp