8月29日(土)、30日(日)に8年ぶりの復活を遂げる「Solstice Music Festival 2015」に出演が決まっている彼は今、何を思うのだろう。これまでの<Solstice Music>との関係や、世界のパーティー・シーンなどを中心に、“過去・未来・現在”について語ってもらった。
「何千もの若い世代がこのスピリチュアル・トランス・ミュージックを作り、それを通して我々を繋げてくれているし、世界中の仲間と繋がる役目も果たしてくれている」
——これまで<Solstice Music>のパーティーで数多く来日してきましたが、<Solstice Music>のパーティーに出演するようになったきっかけはどんなことだったのですか? また、2001年のSMFで披露したライブがShpongleとしての世界初ライブだったそうですが、その時の思い出を教えてください。
知っているとは思うけど、僕は長い間、日本にいるChikaとAkiraと一緒に仕事をしてきたんだ。そう、一緒にした最初のショーは1996/1997年だね。世界で初めてのシュポングルとしてのライブ・ショーは、神聖な富士山にとても近い場所で開催したんだ。信じられないほど素晴らしいライブパフォーマンスができたよ。ちょうど、1st CDを出したところで、音楽のジャンルとしても<Solstice Music>が届けていきたいと考えていたものと一致していたんだよね。あれはなんとも言えない素敵な夜のフェスティバルだったな……。満月で、巨大な湖には山影が映って、まるで水の中に2つのピラミッドがあるように見えた。そして、音楽は、丘や森の中をこだましてさ。そんなふうにしてシュポングルはその夜に誕生したんだ。何度も言うけど、本当に素晴らしい夜だった。その時の経験をきっかけにバンド自体がライブパフォーマンスをもっと重要視するようになったし、あの夜のことは絶対に忘れないよ。
——今も世界中を旅して伝道師のように活動されていますが、今もっとも盛り上がっているのは、どこの国のどんなパーティーですか?
“伝道師”として活動しているかはちょっと分からないけど、“説教師”のつもりはないんだ。ただ、トランスカルチャーとその大切さをできるだけ世界に広めたいと思っているよ。トランスシーンは波のように上下に波動して流れるものだからね。美味しいワインのように、それぞれがベスト・ビンテージとしての良さを持っているものだよ。上昇している国もあれば、下降している国もあるけれど、新しい場所での演奏は常に新鮮だね。
インド、ドバイ、南アフリカ(今年行ったんだけど最高だった)とか、ブラジルも素晴らしいけれどパーティーの規模が大きすぎるかもしれないね。日本は、僕の中でも周りの友人の間でも、常にお気に入りの場所としてあり続けているね。日本のパーティー、人の温かさやスピリットには常に驚かされるし素晴らしいと思っているよ。ハンガリーの「O.Z.O.R.A. Festival」もいい場所のトップの中に入るね。ついこの間ドイツの「Antaris Festival」に参加したんだけど、それも最高だった。うまくプロデュースされていたよ。世界のあちこちで賑やかにやっているけれど、今度はアルゼンチンでの仕事に関わっていく予定なんだ。
——サイケデリック・シーンはこれから先の未来、どのようになっていくと思われますか? また、日本のシーンに何を期待しますか?
未来はかなり明るいと思うよ。眩しすぎてサングラスを3重につけないといけないくらいにね(笑)。すべてが良くなっていっていると思う。スピリットも、想いも、組織も、音楽も、どれも上昇しているよ。何千もの若い世代がこのスピリチュアル・トランス・ミュージックを作り、それを通して我々を繋げてくれているし、世界中の仲間と繋がる役目も果たしてくれている。未来はどんどんよくなっていくだろうし、音楽も進化していく。ただ、トランスの25年間というのは、永遠の流れの中では、まだ一瞬に過ぎないことを忘れてはいけないと思う。それでも前に進み続けるべきだし、学んで進歩し、トランスを通じて、思いやりと愛情に満ちた人間になるべきだと思っているよ。
——SNSであなたに聞きたい質問をファンから募集しました。その中で一番多かったのは、「何故あなたはそんなにもエネルギッシュなのか?」というものでした。健康を保つために気をつけていることなどがあれば教えてください。
エネルギーに関しては謎だね。ただ朝ベッドから起きて、進み続けているだけなんだけれど、観客とファンの愛が僕のスピリットを常に高揚させてくれるんだ。音楽は我々に力を与えてくれる。振動してエネルギーをあらゆる周波数で受け取っているんだ。あと数ヶ月で75歳になるけれど、また新たなスタート地点に立ったと感じているんだ。これからもポンプのように活力を注ぎ続け、炸裂し、ダンスフロアに影響を与えていきたい。熱く火照った脳を、シュポングルという薬で癒して欲しいと思っている。目には見えないけれど、耳に注がれる音楽を感じ、より高い自然状態へと向かってもらえればと願っているよ。
——最後に、日本のファンはあなたがいつまでも元気で、これからも来日してくれることを願っています。日本のファンへ今回のSMFへ向けたメッセージをお願いします。
僕は日本を愛している。とても親切で礼儀正しく、聡明な人々も大好きだし、<Solstice Music>のChikaとAkiraは我々を導いてくれた預言者でもあるんだ。彼らは本当に僕たちを助けてくれて、一緒に成し遂げてきたものも大きい。
人生は本当に素晴らしいよ。幸せを追い求めるのではなく、おそらく追い求められることの幸せだと思うんだ。何かをすることができるという幸せ。報酬は与え、与えられることの喜び。生きているって、なんて幸せなんだって感じる。そして、我々は皆が末永く幸せに生きてもらいたいと思っているよ。どうかダンスフロアで僕を見かけたら声をかけてくれ。僕は君を愛しているし、皆も君を愛している。それがずっと永遠に続けばと願っている。君たちの熱意に心から感謝を表したいと思っているし、来月みんなに会えることを楽しみにしているよ。<Solstice Music>は最高だよ。もうかれこれ20年の付き合いだけれども、本当に楽しく仕事を一緒にさせてもらっているからね。皆の健康と安全を常に願っているよ。
——これまで<Solstice Music>のパーティーで数多く来日してきましたが、<Solstice Music>のパーティーに出演するようになったきっかけはどんなことだったのですか? また、2001年のSMFで披露したライブがShpongleとしての世界初ライブだったそうですが、その時の思い出を教えてください。
知っているとは思うけど、僕は長い間、日本にいるChikaとAkiraと一緒に仕事をしてきたんだ。そう、一緒にした最初のショーは1996/1997年だね。世界で初めてのシュポングルとしてのライブ・ショーは、神聖な富士山にとても近い場所で開催したんだ。信じられないほど素晴らしいライブパフォーマンスができたよ。ちょうど、1st CDを出したところで、音楽のジャンルとしても<Solstice Music>が届けていきたいと考えていたものと一致していたんだよね。あれはなんとも言えない素敵な夜のフェスティバルだったな……。満月で、巨大な湖には山影が映って、まるで水の中に2つのピラミッドがあるように見えた。そして、音楽は、丘や森の中をこだましてさ。そんなふうにしてシュポングルはその夜に誕生したんだ。何度も言うけど、本当に素晴らしい夜だった。その時の経験をきっかけにバンド自体がライブパフォーマンスをもっと重要視するようになったし、あの夜のことは絶対に忘れないよ。
——今も世界中を旅して伝道師のように活動されていますが、今もっとも盛り上がっているのは、どこの国のどんなパーティーですか?
“伝道師”として活動しているかはちょっと分からないけど、“説教師”のつもりはないんだ。ただ、トランスカルチャーとその大切さをできるだけ世界に広めたいと思っているよ。トランスシーンは波のように上下に波動して流れるものだからね。美味しいワインのように、それぞれがベスト・ビンテージとしての良さを持っているものだよ。上昇している国もあれば、下降している国もあるけれど、新しい場所での演奏は常に新鮮だね。
インド、ドバイ、南アフリカ(今年行ったんだけど最高だった)とか、ブラジルも素晴らしいけれどパーティーの規模が大きすぎるかもしれないね。日本は、僕の中でも周りの友人の間でも、常にお気に入りの場所としてあり続けているね。日本のパーティー、人の温かさやスピリットには常に驚かされるし素晴らしいと思っているよ。ハンガリーの「O.Z.O.R.A. Festival」もいい場所のトップの中に入るね。ついこの間ドイツの「Antaris Festival」に参加したんだけど、それも最高だった。うまくプロデュースされていたよ。世界のあちこちで賑やかにやっているけれど、今度はアルゼンチンでの仕事に関わっていく予定なんだ。
——サイケデリック・シーンはこれから先の未来、どのようになっていくと思われますか? また、日本のシーンに何を期待しますか?
未来はかなり明るいと思うよ。眩しすぎてサングラスを3重につけないといけないくらいにね(笑)。すべてが良くなっていっていると思う。スピリットも、想いも、組織も、音楽も、どれも上昇しているよ。何千もの若い世代がこのスピリチュアル・トランス・ミュージックを作り、それを通して我々を繋げてくれているし、世界中の仲間と繋がる役目も果たしてくれている。未来はどんどんよくなっていくだろうし、音楽も進化していく。ただ、トランスの25年間というのは、永遠の流れの中では、まだ一瞬に過ぎないことを忘れてはいけないと思う。それでも前に進み続けるべきだし、学んで進歩し、トランスを通じて、思いやりと愛情に満ちた人間になるべきだと思っているよ。
——SNSであなたに聞きたい質問をファンから募集しました。その中で一番多かったのは、「何故あなたはそんなにもエネルギッシュなのか?」というものでした。健康を保つために気をつけていることなどがあれば教えてください。
エネルギーに関しては謎だね。ただ朝ベッドから起きて、進み続けているだけなんだけれど、観客とファンの愛が僕のスピリットを常に高揚させてくれるんだ。音楽は我々に力を与えてくれる。振動してエネルギーをあらゆる周波数で受け取っているんだ。あと数ヶ月で75歳になるけれど、また新たなスタート地点に立ったと感じているんだ。これからもポンプのように活力を注ぎ続け、炸裂し、ダンスフロアに影響を与えていきたい。熱く火照った脳を、シュポングルという薬で癒して欲しいと思っている。目には見えないけれど、耳に注がれる音楽を感じ、より高い自然状態へと向かってもらえればと願っているよ。
——最後に、日本のファンはあなたがいつまでも元気で、これからも来日してくれることを願っています。日本のファンへ今回のSMFへ向けたメッセージをお願いします。
僕は日本を愛している。とても親切で礼儀正しく、聡明な人々も大好きだし、<Solstice Music>のChikaとAkiraは我々を導いてくれた預言者でもあるんだ。彼らは本当に僕たちを助けてくれて、一緒に成し遂げてきたものも大きい。
人生は本当に素晴らしいよ。幸せを追い求めるのではなく、おそらく追い求められることの幸せだと思うんだ。何かをすることができるという幸せ。報酬は与え、与えられることの喜び。生きているって、なんて幸せなんだって感じる。そして、我々は皆が末永く幸せに生きてもらいたいと思っているよ。どうかダンスフロアで僕を見かけたら声をかけてくれ。僕は君を愛しているし、皆も君を愛している。それがずっと永遠に続けばと願っている。君たちの熱意に心から感謝を表したいと思っているし、来月みんなに会えることを楽しみにしているよ。<Solstice Music>は最高だよ。もうかれこれ20年の付き合いだけれども、本当に楽しく仕事を一緒にさせてもらっているからね。皆の健康と安全を常に願っているよ。
- Event Information -
タイトル:Solstice Music Festival 2015
開催日:8月29日(土)15:00開場~8月30日(日)12:00閉場
会場:伊豆・修善寺 自転車の国・サイクルスポーツセンター
出演:ASTRIX, SHPONGLE DJ set by Raja Ram, G.M.S, D-NOX & BECKERS, ACE VENTURA, RAJA RAM, ZEN MECHANICS, PERFECT STRANGER, RIKTAM & BANSI, LUCAS, DJ TSUYOSHI, DJ TA-KA, TOMO HACHIGA, CALM, DEEP COVER, RaBiRaBi, FORCE OF NATURE, D-NOX, BECKERS, YULI FERSHTAT, TRI-BUTE DJ TEAM, KAY NAKAYAMA, no.9
料金:10,500円(一般前売りチケット 8/28まで発売)、12,000円)(当日券シングル)※テント券(4,000円)、場内駐車券(3,000円)、場外駐車券(2,500円)は規定枚数に達し次第終了
■Solstice Music Festival 2015公式ホームページ
http://solstice23.com
■clubberia event page
http://www.clubberia.com/ja/events/240085-Solstice-Music-Festival-2015/