Freedom Blues

98年11月モンエィゴベイで起こったレイプ事件の犯人とされ、15年の有罪判決が言い渡されたガーネット・シルクの後継者的コンシャス・アーティスト=ジャー・キュア。ただ"似ていた"というだけで捕まった彼は当然のごとく無罪を主張し、仮出所中に録った「Longing For」は"FREE JAH CURE"の抗議の輪を広げることになり、このたび、過去３年のあいだにリリースしたシングルを中心にコンパイルされた本作の登場と相成った。後見人ベレス・ハモンドがプロデュースしたシズラとの「King In The Jungle」ほか、彼を語るうえで外せない曲がギッシリ。ラジオスキットも熱い。文／二木崇