SEEING AND DOING

前作から2年。メタモルフォーゼでのライブなど、ここ日本でも知られる名となった元ボーズ・オブ・カナダのクライストの新作。メランコリックかつ美しいメロディーは流石の出来映えだが、通して聴くといささか単調さを感じさせる部分もある。だが、それは今作が全5曲（新曲4曲＋エイリアスによるリミックス曲）＆ヴィデオ・クリップ1曲（ライブで映像を担当するギャヴィン・リヴィンストンによるもの）という短さに起因するのだろう。それぞれの曲のクオリティーは高いので、早く次なるフルアルバムを聴いてみたい。文／池田義昭