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Rainbow

The Silver Sonics
Rainbow
The Silver Sonics、3枚目のフルアルバムである。自分は彼等の2000年のファーストアルバムよりプロデュースを任せてもらっているので、彼等との付き合いもすっかり長くなっているが、そしてこの3枚目もこうして一緒に作ることが出来たのは、とても光栄なことである。前作より4年ぶりと結構、間が空いてしまったのだが....。その間に大幅なメムバーチェンジがあったり、多少、活動のブランクがあったりしたのだが、やっぱりシルソニはシルソニだった。彼等の持っている雰囲気やサウンドはメムバーが変わっても、ほとんど変化しないのである?! ストレートなオーセンティックなサウンド、それは、きっと彼等が素直にスカ、そしてジャマイカンミュージックが大好きだからなのであろう。だから、それが自分がシルソニと一緒にやっていることの心地良さに違いないのだろう。まさにシルソニ節なのだ。今回は、リーダーでキーボードプレイヤーである村田の味な唄もの(日本語詞の「真夏の雨」は切なくも明るいナイス・ナムバー)やインスト曲もいろいろなヴァリエーションがあって、まさに"RAINBOW = 虹"の様にカラフルなとても楽しめる内容となっている。やはり、彼等も「経て」来ているなと感じさせる充実の一枚である。とにかく、今、日本でこれほどストレートなオーセンティックなサウンドを演っているバンドは希有だろう。自分はそんなシルソニが好きだし、次も一緒に出来ればなと思う次第だ。 解説 Gem-Tone Records主宰 / RAKSTONE Records 山口’Gucci’佳宏