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Octave One featuring Random Noise Generation -Off The Grid-

V.A.
Octave One featuring Random Noise Generation -Off The Grid-
『デトロイト・テクノ』真の継承者にして、その音楽性を革新し続ける、オクタヴ・ワン。ジェフ・ミルズ、マッド・マイクが愛して止まない彼らの貴重なライヴ・プレイが遂にDVDで登場!アンダーグラウンド界を歩み、着実に世界へとその活動の場を広げたテクノの聖地デトロイトを代表するアーティスト、オクタヴ・ワン。彼らは間違いなく世界の音楽シーンに革新性を与えてきたグループのひとつと言える。5人兄弟で構成されるオクタヴ・ワンの中核を担う2人の長兄(ローレンス・バーデン、レニー・バーデン)によるユニットがランダム・ノイズ・ジェネレーション(以下略称:R.N.G.)であり、本作はOctave One featuring Random Noise Generationとして、ローレンスとレニーの2人が2006年に行ったワールド・ツアー(スコットランド、ドイツ、北米、オランダ、フィンランド、イギリス、オーストリア)でのライヴ・パフォーマンス映像を収録。彼らは語る。『音楽と魂の調和がとれているオクタヴ・ワン、そのウラ側にあるカオスを解放しているのがR.N.G.。オクタヴ・ワンをテクノから出発した現在進行形のソウル・ミュージックとするならR.N.G.はマシン・ソウル・ミュージック。カオスの解放に伴うマシンの偶然性の美学』まさにその完成型とも言えるマシンとソウルが見事に融合したパフォーマンスが熱気と共に感じられる作品となっている。本編となる世界各国でのパフォーマンス映像は64分に及び、収録楽曲は新曲を含む全10曲(トラック・リスト参照)勿論、本編以外の映像も充実のラインナップ! 彼らが産み出した世界のクラヴ・アンセム、歌姫アン・サンダーソンをフィーチャーした“Blackwater”はデトロイト・エレクトロニック・ミュージック・フェスティヴァル『Fuse In 2005』でのライヴ・パフォーマンス映像を、そしてデトロイトでの社会問題に向き合って97年に発表されたアンダーグラウンド・クラシック“Black on Black”の貴重な映像作品や、アルバム『The Theory Of Everything』『Off The Grid』のビデオ・クリップも収録! Ocatve Oneプロフィール: 89年にレーベル430WESTを設立、オクタヴ・ワン名義にて“I Believe”を発表。デリック・メイの[Transmat]からもリミックス盤がリリースされ、デビュー・トラックにして世界的ヒットを記録。以降デトロイト・テクノの発展・躍進に大きく貢献するバーデン兄弟ことローレンス、レニー、ライネル、ランス、ローンの5人兄弟によるグループ。ベスト盤的なアルバム『THE LIVING KEY』('97)『THE COLLECTIVE』('98)を経て、00年にリリースした“Black Water”は世界中でフロア・アンセムとなり、様々なヴァージョンでリリースされたシングルのセールス総計は100万枚を超えた。03年には“マッシブ・アタック”の“Butterfly Caught”のリミックスを担当。絶妙な“デトロイト”ミックスにて、その人気を決定づける。そして04年にオクタヴ・ワン名義初のオリジナル・フル・アルバム『The Theory Of Everything』を、満を持して発表、“Black Water”のフル・オーケストラ・ヴァージョンを収録した今作は欧州を中心にビッグ・ヒットを記録、アンダーグラウンド・ミュージックでありながら、異例のチャート・インを欧州各国で果たした。翌05年にはR.N.G.名義での初のオリジナル・フル・アルバム『Reign』を発表、2006年本作にも収録のワールド・ツアーを遂行し、録音作品だけではなく、ライブ演奏でのクオリティの高さを世界のオーディエンスに示した。マッド・マイクをして「オクタヴ・ワンこそが、デトロイト・テクノ』と言わしめる。UR、ジェフ・ミルズらがそうであるように、彼らもまた多くのアーティスト/リスナーに影響を与え続け、常に音楽のネクスト・レヴェルを目指すイノベーターなのである。