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SHADOWPLAYERS Factory Records & Manchester Post Punk

V.A.
SHADOWPLAYERS Factory Records & Manchester Post Punk
「音楽的冒険者、起業、ポストパンク、アートフォーム、栄枯盛衰、これらのワードにひっかかりを感じる人は必見である。」 ──瀧見憲司(CRUE-L代表/DJ) 「ファクトリーの最初のリリースとなった7インチのジャケット を、自らの手で折り仕上げたと誇らしげに話すトニー・ウィルソンの美 意識こそ、僕の人生を狂わせたのです。とにかく若者は昔の音楽なんて 無理して聴かなくていいんだけど、この人達が若者だった頃の昔話は無 理して聞いて(観て)おいていいかもしれません。」 ──仲真史(ESCALATOR RECORDS代表/DJ) パンク・ムーヴメントが失速した後のイギリス。混沌とした音楽シーンの中でマンチェスターから生まれたインディペンデント・レーベル、ファクトリー・レコード。不況に苦しむ工業都市マンチェスターの風景からその名を取ったレーベルは1978年、地元のグラナダTVで働いていたトニー・ウィルソンによって設立された。最初に発売したジョイ・ディヴィジョン、ドゥルッティ・コラム、キャバレー・ヴォルテールらを迎えたわずか5,000枚のEP「A Factory Sample」はまたたく間に完売。音楽がメジャーとインディペンデントの間で揺れていた時代に、大きな衝撃を与えた。 鬼才マーティン・ハネットによるプロデュースと、ピーター・サヴィルによるアーティスティックなデザインによって保たれたレーベルの一貫性。レコードだけでなくすべてのアートワーク、1982年にオープンするクラブ「ハシエンダ」にまで通し番号が付けられるなどといったイメージ作りによってレーベルの個性は際立ち、その名は全英に広まった。1980年にはベルギーのレーベルと共同で「ファクトリー・ベネルクス」が立ち上がり、アメリカへの配給のためファクトリーUSも設立。徹底した独立性、地元マンチェスターのライブハウスやクラブの隆盛、当時拡大しつつあったクラブカルチャーとの融合などによって、ファクトリー・レコードとマンチェスターの音楽シーンは1980年代後半には“マッドチェスター”としてメディアに取り上げられることとなる。 1992年に破産しレーベルは終焉を迎えたが、近年になってトニー・ウィルソンを主人公とする映画『24アワー・パーティ・ピープル』が製作され再評価が高まり、コンピレーション・アルバムも多数リリースされるなど、今もなお多大な影響力を持つレーベルである。 トニー・ウィルソンが語るレーベル創設の裏話、ピーター・サヴィルの解説によるデザインのコンセプト、所属ミュージシャンたちから見たマーティン・ハネットとピーター・サヴィルの姿、イアン・カーティス(ジョイ・ディヴィジョン)の衝撃の自殺、ニュー・オーダーの結成、ファクトリー・ベネルクスの創立、ファクトリーUSの創立・・・。今まで明らかにされることのなかったレーベルとマンチェスターの奥深い歴史を、ファクトリー・レコードに携わってきた関係者やミュージシャンたちが自らの言葉で語り尽くす。 ■発売日:2007年 3月23日(金)  ■価格:3,990円 (本体価格:3,800円) ■商品番号:NODD-00084 ■JANコード:4544466002858 ■収録分数:132分 ■仕様:片面2層 画面サイズ4:3 ドルビー2.0chステレオ 日本語字幕 ■監督:ジェイムズ・ナイス ■制作年:2002年 ■製作国:アメリカ ■著作権表記:(c) 2006 LTM RECORDINGS Licensed by LTM Recordings, UK, through T.M. International, Inc. ■発売元・販売元:ナウオンメディア(株) ■URL:http://www.nowondvd.net/products/shadowplayers/ 字幕監修・解説:小野田 雄 '74年生まれ。メジャー/アンダーグラウンド問わず、第一線で活躍するアーティストを中心に、インタビューやライナー・ノーツを多数手掛ける。音専誌ほか、ファッション誌でも活躍中。