イスラエル、ブラジル、パキスタン、そしてアメリカ、、、世界各国から、ニューヨークのダウンタウンに集結し、ダウンタウン・フェイク・ジャズ/ノーウェイヴを微妙に経由、奇跡的衝動に溢れる『エキゾ-ヘリッシュ・サーフ・ガレージ・ワールド・ジャズ』。ディック・デイルとMC5のウェイン・クレイマーが狂演したかのようなマーク・リーボウのギターに高速ジャズ・ドラムスと降注ぐ固め打ちのパーカッション、そしてグルーヴ、、、による一曲目で幕を開ける、その後は、深化と爆発を繰り返し、ドラムスとパーカッションによる二つのリズム・セクションによる高速/変速/トライバルなど多様なリズムとブルース/ノーウェイヴ/ポストパンク的なマーク・リーボウのフリーキーなギターの相性も抜群。エキセントリックなフェイク・ジャズ/ノーウェイヴのセッションのような楽曲やオルタナティヴ・パンク、マーク・リーボウの得意のラテン風味、クラブ・ミュージックを通過したフューチャー・ジャズなど実にヴァラエティに富んだ内容がこれでもかと言わんばかりに詰まっている。これぞ、変わり続けるニューヨーク/ダウンタウンの底力/現在進行形である。BATTLES、BLACK DICEファンにもお勧め!
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