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Reflections

Stimming
Reflections
昨年夏から世界中から引っ張り凧で今年3月にも来日を果たして日本のファンを魅了したハンブルグ在住Martin Stimmingによるこの春のデビューアルバム『Reflections』はハンブルグの優良ハウスレーベルDiynamicからの11トラックを収録。Stimmingはここ数年でハウスシーンでハンブルグの名門ハウスレーベル、Liebe*Details、Ben Watt率いるBuzzin Fly、Freerangeなどを通したその活動が注目されているアーティストのひとりだ。Buzzin Flyからの名作『Keine Nachtmusik(2008)』もそうだが、彼の集大成ともいえる『Reflections』を聞けばなぜ彼がたったの数年でこんなにも人気が上昇したかわかるだろう。過去のタイトルにモダンハウスとジャズの要素を丹念にとりいれフィールドレコーディングと生楽器演奏とエレクトロニックが巧みにミックスされているアルバムだ。アフリカの民族音楽を彷彿させる『After Eight』、ゆっくりとした東欧の民族音楽が物憂げで情緒的な『Silver Surfer』。乾いた質感のクリッキ-トラックに美しいメロフレーズやフロ−ト感のある柔らかなシンセがところどころに落とされていく『Song for Isabelle』『The kiss』。彼の初の試みとなるSAE仕込みのプロデュ−サーを迎え入れた『Loneliness』はガラリと雰囲気を変え感傷的で力強いビタースウィートなヴォーカルが印象的。 ダウンロード購入はこちらから http://www.whatpeopleplay.com/browse/album/?id=9614