One Offs, Remixes And B Sides

＜Tru Thoughts＞のレーベル・サンプラー『Shapes』シリーズとは対照的に、ピックアップされたアーティストのリミックスや未発表作をまとめた人気コンピレーション・シリーズ『ONE OFFS、 REMIXES and B SIDES』。Bonobo、Quantic、Nostalgia 77に続いて白羽の矢が立ったのは、ウェスト・ロンドン／ブロークン・ビーツ・シーンの中核を担うDJ／プロデューサー、DOMU。彼のキャリアの集大成とも呼べる本アルバムには、Domuが手掛けたDaedelus、Jazzanova、Nathan Haines、そしてThe CinematicOrchestraらの楽曲のリミックスが収録される。10代だったDominic Stanton がアバンギャルドなドラムンベース・プロジェクト、Sonar Circleとして、4 Heroが設立したレーベル＜Reinforced Records＞と契約するため、ロンドンのドリスヒルを訪れたのが15年ほど前。それ以来彼は様々な名義で活躍しながら評価を高めると共に、世界中でDJをし、＜Talkin' Loud＞や＜Ninja Tune＞などから楽曲を発表。特にDomu名義では、ブロークンビートと情熱的なエレクトロニカの新鋭としての世界的な地位を確立した。また他名義での活動や他のアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。2つのアルバム、『Up and Down』(2001) と 『Return Of The Rogue』(2005)はGilles Peterson (BBC Radio 1)、 Mista Jam (1Xtra)や Patrick Forge (KissFM)他、海外のトレンドメーカー達から大絶賛されている。10年間以上に渡って第一線で活躍してきた、彼の幅広く、濃厚で、魅力的なキャリアが『One Offs、 Remixes and B Sides』に集約され、DOMUの音楽の多様性とこれまでの進化を感じ取ることができるだろう。DOMUのコアファンはもちろんのこと、今作で初めてDOMUを知るというリスナーにもうってつけの作品！