1曲目からこのアルバムを象徴するような躍動感と緩やかに上昇し空に抜けるような美しいメロディーに溢れる「JOY-feat.Heather Johnson-」。JOY〜JOY〜JOY〜とループする部分ではCLUBで聞いた時にフロアで両手を挙げてる光景が想像できる。このJOYを歌い上げるHeather Johnsonは「Cascade Of Color」 や 「Kiss Kiss Kiss」 などの大ヒット・ハウス・アンセムを生み出したことでも知られるアメリカはアトランタを代表するグループ Ananda Projectの シンガーでその歌声は心地良い透明感を感じさせてくれる。
一枚を通して夏の青空に抜けていくような爽快でポジティブなサウンドが詰まった今作。ハウスというベースラインにジャズ、ボサノバ、ソウルなどの要素が入り心地いいサウンドが展開されている。隠れた名曲になりそうなダウンテンポのリズムとアコースティックギターの音が印象的な3曲目「Gold Inside」やジャジーなグルーヴが溢れる6曲目の「11 AM」などが個人的にオススメ。
オリジナル曲以外にも、Stevie Wonder「Summer Soft」のカヴァーを披露。原曲よりもサックスを走らせリズミカルに展開しそれと平行して乗るボーカルは、まさに「Summer Soft」というタイトルにはまる。
アルバムタイトルの「A DAY IN THE LIFE」と聞くとビートルズの名曲と同じタイトルだが何か特別な思い入れがあるのだろうか?今度ちょっと聞いてみたい。話は脱線したがこのアルバムはクラブミュージックにカテゴライズせずに是非聞いて欲しい1枚だ。
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