「オトナのオスの血が騒ぎますよ!!」(リリー・フランキー)
選曲&MIXを手掛けるのは、『AKAKAGE』こと、DJ伊藤陽一郎。クラブ・ミュージックをプレイしてきた彼がいま、本当にかっこいいと思うロックやポップスとは? それをDJ MIXというありそうでなかった内容で収録!
—「Time to Play」 僕のこの言葉の解釈は、「大人の余裕感」みたいな感じ。オンでもオフでも楽しんでいこうよ!という感じかな?でもルーズでいいということではなく、心にゆとりを持てることが大人の格好良さかなぁ、と思います。
今作ではそんなコンセプトのもと、ここ数年で僕が感じた『かっこいい音楽』をミックスしてみました。 最近、僕はRockを中心とした新録の作品に、新鮮な音を感じていて、それは元々自分の中にあったもの、そしてDJとして音楽に携わり、音創りしてきた感触に似ていると思ったんです。
その代表格が、BeckやAmy Winehouseといったアーティスト達。彼らの音楽には、当然の様にSoul、Jazz、Hip-hopといった様々な音楽が存在する。それは、ただ吸収したとか取り入れたといった入り方ではなく、滲み出たとでも言った方が相応しいものだと思う。
すでに時代は2巡3巡とし、僕らの血となり肉となっていると感じる。当初、僕らDJは過去の中から新しい音を探して来たり、創造してきたりしていた。しかし、最近では僕らDJよりここに収録されているアーティストにこそ、そういった音楽性を感じる。そして、そういった音をミックスすることにこそ、新しい空気が表現できるのだと信じています。
また、ここに収録されている音は、すぐ手に入る作品ばかりです。僕らの回りには、こんなにもいい音が溢れている素敵な時代。 「Time to Play」、楽しんでいきましょう。こんな心の持ち方は、「OCEANUS」の世界観とも通じるような気がします。
さぁ、Time to Play!
伊藤 陽一郎