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自作の詩集を刊行、ニュースペーパー「The Race Today」の編集に携わる一方で、「NME」や「Melody Maker」など音楽誌でもライターを務めた経歴を経て'77年、レコーディング活動をスタートしたのがこのリントン・クウェシ・ジョンソン。そのレコーディングでも行動を共にするデニス・ボーヴェル率いるダブ・バンドとの'84年のライヴを収めたのが本作。音楽としてのダイナミズム、ポリティカルなメッセージに満ちた言葉がオリジナル・アルバムを凌ぐほどの強度でパッケージされた傑作ライヴ盤だ。今年発表のライヴ盤もその強度は不変。 文／一ノ木裕之