デトロイト/シカゴ・ハウスに傾倒したANDY VAZ、6年ぶりの新作オリジナル・アルバムが登場!
KIT CLAYTONやSUTEKHらを擁し90年代後期~00年代中盤までのミニマル・シーンを牽引したレーベル・BACKGROUNDの主宰者であり、現在 は新たな拠点としてよりハウスにシフトしたレーベル・YORE RECORDSを運営しているANDY VAZが、06年の『REPETITIVE MOMENTS LAST FOREVER...』以来実に5年ぶりとなるオリジナル・アルバムを完成させた。
近年傾倒著しい自らのルーツである デトロイト/シカゴに根ざしたディープでディスコティックなハウスが全8曲収録されている。冒頭を飾る"Detroit in Me"は、アシッディーなベースライン上で涼しげな女性ヴォーカルと軽やかなピアノリフが躍動するポジティブなヴァイヴに満ちた佳曲、続く2曲目ドイツ人 サックス・プレイヤー・ANDREAS PASTERNACKをフィーチャーした"Stubnitz"は、クールな中にも内に秘めた熱さを感じさせるジャズ・ハウス。そしてアルバムのハイライト とも言えるのがKASSOのイタロ・クラシック"One More Round"のリメイク"Just Another Round"。鳩尾をえぐるような荒々しいベースラインとファンキーなサックスが差し込まれ白熱の展開を見せるキラー・チューンだ。同様にSKY HIGH PRODUCTIONプロデュースのディスコ・クラシックTASTE OF HONEY"Boogie Oogie Oogie(今夜はブギ・ウギ・ウギ)"を借用した"A Dope Jam (Bullyshit Mix)"も必聴。全体を通して、ここ数年のANDY VAZの集大成といえるソウルフルでセクシーな1枚に仕上がっている。
LABEL:YORE