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Graphic Graffiti

RIOW ARAI
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Graphic Graffiti

前作"Number Nine"(disque corde)より2年ぶり、96年のRyo Arai名義でのファーストアルバムからソロとしては10作目となる本作をキャリア17年目にして自身初のセルフレーベル"rar(アールエーアール)"より第1弾リリース!

海外の○○っぽくない作風で、個性が強過ぎる上に孤高の〜と言われがちなビート・マエストロ、リョウアライがフィーチャリングなしの純粋なソロアルバムを満を持してリリース。コラボレーションやリミックス等々を含め数々の仕事をこなしつつ、常にチャレンジを続けるミドルエイジのビートメイカーによるテン年代へのビートアーティキュレーション。通算10枚目のニュー・アルバム、その名も『graphic graffiti』は、キャリアに甘んじることのない姿勢を示す、最も実験的且つ挑戦的な内容に仕上がった。タイトル通り、グラフィカルなサウンドレイアウトをベースにしつつ、グラフィティ=いたずら書き的な自由度を合わせ持つという相反した要素で成り立つ独特のニューサウンド。

・今作は意外ながらもこれまでの作品にはあまり顕著ではなかったループ感を基調に作られているため、従来にはない聴きやすさを表現。
・各曲際立った個性ながらも、アルバム全体でキープされる音のヴァイブレーション。
・全編ダブミックスレコーディングによるスリリングな構成。
・イーブンキックからダウンビートまで、これまでのキャリアを物語る内容。 
・最近のビートジェネレーションにも呼応するような作風であり、元々アンビエントでデビューしたリョウアライの引き出しの一つである音響/エレクトロニカ系テイストもにじみ出た作風。

2011年はrarのプレリリースとして、8月にiTunesStoreなど配信のみのリイシュー企画アルバム"bitter beats 2011"をリリース。iTunesStoreのエレクトロニック部門できゃりーぱみゅぱみゅ、レイハラカミ、YMOなど人気アーティストが混在する中、トップ10にチャートインし、健在をアピールした。それに加えて配信専門レーベル・GOLDEN AFTERより311の震災をテーマにした配信サイト「OTOTOY」のみの限定企画アルバム"after the damage"、R+NAAAAに参加したボーカリスト・nonpareilleとの共作を含むデジタルシングル"New Border"、エレクトロコンピ「NIGHT ELECTRO」に1曲提供等々、今夏はほぼ同時に4タイトルもの配信作品に関わり、今後の方向性を示唆する配信のみのリリースというスタイルにも積極的な姿勢をしめした。さらに日本を代表するブレイクコア/ダブステップ/ハードコア系レーベル・MURDER CHANNELのコンピレーションにフランスの最強ブレイクスデュオdDAMAGEのリミックスで参加やトベタバジュン主宰のエレクトロレーベル・electric sheepよりYMOのトリビュート企画アルバム『YMO REWAKE』にボーカリスト・Damiana Terryをフィーチャーして参加し話題になる。
LIVE活動ではPROGRESSIVE FOrMの10周年イベントやLOGIC SYSTEM主催のイベントにてPrefuse73と共演等々、エレクトロニックなジャンルにおいて、ヒップホップ〜テクノ〜エレクトロ〜エレクトロニカ等の枠を超えた相変わらず幅広い層からの支持を得て、異なるベクトルの中を縦横無尽に活動している。

 

LABEL : rar