日本発の超大型トラック・メイカーが誕生。現在各方面から大きな注目を集める、eli walksが満を持してデビュー・アルバムをリリース!叙情的でアトモスフェリックな旋律と立体的な音像。繊細にして大胆、美しくスリリングなエレクトロニック・ミュージック!
IDMを纏ったビート・ミュージック” というべきか、それとも“テン年代型IDM” というべきか。カリフォル ニア芸術大学で学んだ確かな技術 -サウンド・デザイン、プログラミング、エンジニアリング…etc- を基礎とし、IDMとビート・ミュージックを主成分にエレクトロニック・ミュージックを構築していくeli walks。
昨年は、4月2日にageHa/Studio Coastで行われた“SonarSound Tokyo 2011” に出演し、「SonarComplex」におけるインスタレーションにてライヴ・サウンドを担当した。それを皮切りに、プレフューズ73の来日イベント@UNIT“BRAINFEEDER2”@eleven、“POWER of VISUAL”@ageHa、“REPUBLIC vol.8”@WOMB、GOLD PANDA来日イベント@Shibuya WWW、といった具合に都内主要クラブ、しかも注目度の高いパーティーで次々とライヴ・パフォーマンスを繰り広げ(2012年はMODESELEKTOR来日イベント @SOUND MUSEUM VISIONへも出演)、クラブ・シーンにその名がジワジワと広がり始めている真っ只中なのだ。
そして2012年、より彼の存在を知らしめるべく待望のデビュー・アルバム『Parallel』をリリースする。全10曲が収録されたアルバムは、ノイジーな残響音を残す骨太なビート、そしてそのビートが織り成す多彩なパターン、先の読めないスリリングな曲のアレンジなど、オウテカを彷彿とさせる場面が散見できる。メロディも特徴的で、エレクトロニカ系のアーティストが好みそうなセンチメンタルなところから、エレクトロにも通じる高揚感漲るものまでと幅広く、曲ごとにまた曲中でも巧みに使い分け起伏を作り上げている。さらにアルバム全体に散りばめられた電子ノイズが繊細さや大胆さを演出しているのも特筆すべき点で、ジリジリと遠くの方で鳴るかと思えば、霧のように曲全体をノイズで包み込んでみたり、ベースやビートと連動したりと細やかに配置転換することで音に立体感を生んでいるのだ。
このように、いわゆるビート系と分類されているアーティストたちと一線を画するのがeli walksの面白さであり、ビート・ミュージックの進化・未来を予感させてくれる匂いをも嗅ぎ取れるだろう。
Brainfeeder やLow End Theory周辺を中心に隆盛を極めるビート・シーン。その時流に乗りクリエイターたちが雨後の竹の子のように登場し、飽和状態ともいえる状況の現在は、後進のアーティストにはベストなタイミングとは言い難いが、こういった時にも優れた才能 は必ずいるもので、『Parallel』を聴けば、eli walksがそのひとりであることが確信できる。
●トラックリスト
01. moving
02. spectrum
03. maze
04. vertex
05. still
06. freefall
07. warm
08. solo
09. eclipse
10. mist
- LABEL:
- MOTION±
- CAT #:
- MOT-002
- PRICE:
- 2100
- RELEASE:
- 2012-03-14(Wed) on sale