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Lux (SHM-CD仕様)

Brian Eno
Lux (SHM-CD仕様)

『LUX』はブライアン・イーノにとって、2005年当時28年ぶりに発表されたヴォーカル・アルバム『Another Day On Earth』以来、そして〈Warp〉からは初となる完全なソロ作品である。本作では、イーノがアンビエント・ミュージックを追求し始めた『Music for Films』『Music for Airports』『Apollo : Atmospheres and Soundtracks』にも見られるテーマと音のテクスチャーの中で、さらなる可能性を追求しているのがわかる。また、イーノ自身も今作を、 『Discreet Music』(75年)『Neroli』(93年)を含む《Music for Thinking》シリーズの最新プロジェクトとして位置づけている。

『LUX』は、イーノ史上最も意欲的な作品の一つだ。76分の作品は12のパートで構成され、もともとは現在イタリアのトリノで行われているサウンド・イ ンスタレーション展【Music for the Great Gallery of the Palace of Venaria】用に制作された音楽から発展したものである。<Warp>からの作品としては、ジョン・ホプキンスとレオ・アブラハムスと共に制作された 『Small Craft on a Milk Sea』、詩人リック・ホランドと制作した『Drums Between The Bells』に続く第三弾作品であり、ブライアン・イーノにとって21世紀初となる世界が待望したアンビエント・アルバムである。