MUSIC
>

The Dub Tech Laboratory

Lady Citizen
The Dub Tech Laboratory

京都出身のLady Citizenのファーストオリジナルアルバム。

21世紀の音楽界のリーダーFOUNTAIN MUSICからリリースされる「Dub Tech Laboratory」は、リーダー性はダブという音楽的手法を通して、新しい美意識と透明感を20世紀から受け継ぎ知的なグルーヴで清潔感あるトラックを制作したアルバムである。
秩序だったビートと勇敢で精力的なミュージックホスピタリティーは、フレッシュな空気を遺憾なく発揮した整ったコントロールで人を魅了する。

リーダー性あふれる頂上感とトップのエネルギーは、破壊的な力と相反する整然として高貴な真摯さで、サイバー感とモダン感を融合させている。近未来的な構成の美意識とセクシーなアトモスフェアーは、立体的な建築的計算をされた適切なユーモアで時空軸をキャラクタリスティックに描いている。

コンセプチュアルなストーリー性は、ライトな包括美で、叙情詩の中を空間を散歩しているかのような心地よさとエコノミックなソリューションを感じる。ハイソサエティーなインパクトとFOUNTAIN MUSICのエレガントな気品がブレンドされ、ヒップアップするベースをリラックスした時間がエモーショナルに轟く。

今回のアルバム、「Dub Tech Laboratory」はこれまでLady Citizenが強く影響を受けたエイドリアン・シャーウッドの ON-U Sound(UK)などのUK Dub,やBasic Channel以来のDub technoマナー基 調としつつ、それらを日本人的などこか儚い、せつないシンセメロディーで独自に 再構築したものであり、さらに昨今のUK bass music(Dubstep, UK garage)の ビートフォームや、それ以降の現行UKシーンや、ScubaなどUK Bass以降のベル リンシーンとリンクした最新のTechno, Deep Houseシーンに対する日本人クリ エーターからの回答的作品として作られたものである。 積極的に最新のクラブトレンドをとりいれつつも、根幹にある20世紀のDUB系 クラブミュージックを独自 解釈、消化、再構築することを目指したまさにDubテクノロジーの研究室である。 日本人のクリエーターにありがちな高いレベルでのヨーロッパのメジャークラブトレンドのコピーではなく、あくまでクラブアンダーグラウンドトレンドに接近しつ つも独自の音楽性を追求する姿勢は、そもそものLady Citizenの活動初期より続く、ぶれることなく自らの音楽を発信し続けるという確固たる信念に基づいてのものである。

近年の活動の成果により、耳の早い海外音楽ブロガー、ミュージシャン、DJなどから、にわかに注目を集めつつあるLady Citizenの音楽は確実にシーンに、音楽ファンにとどきつつある。

Lady Citizenの知性的なたたずまいを、印象づけるアルバム「Dub Tech Laboratory」は、最先端の信念で研究され合成された音楽的透明感への貢献を贅沢に感じられる作品である。

●Track List
1. Home Town Moon
2. Floating Funk
3. Jupiter Kiss
4. Nowhere
5. Unforgettable Rainy Day
6. Reach To Your Place
7. Move 2 Move - Dance Edit
8 Move 2 Move -Dub Edit
9 Future Under The Groove
10 A Hard Day Night