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Whatever

GREEN VELVET
Whatever
ポール・ジョンスンやDJスニークと共にシカゴ・ハウス第2世代を代表するカーティス・ジョーンズによるグリーン・ヴェルヴェット名義のセカンド・アルバム(01年)。ヴォイス・サンプルの面白さで頭角を現してきた人だけど、自らが歌いまくった先行シングル「ラ・ラ・ランド」がまずは大ヒット。全体にリズムはエレクトロ寄りで、デッド・オア・アライヴを思わせる「ストップ・ライイン」やジェフ・ミルズをダメにしたような「ミニマル・レイジ」などヴァリエイションは豊富。とはいえ、どんなタイプの曲をやっても、どことなくファニーな感じがするところが人気の秘密でしょう。 文/三田格