FULL OF ELEVATING PLEASURES

いわゆるロック・バンドとは、違ったスタンスで活動を続ける2人組の2年半ぶり４枚目となるアルバム。前作に比べて、よりアグレッシヴさを増し、ロック的なものにアプローチした感を受ける。それはストリクトリーなロック・バンドとは一線を画してきた彼らなりに出した、今のロックに対する答えなのだろう。ロックを盛って、ロックを制すじゃないけど。まぁ、ロックは毒ではないけど.....。ただ、今までどおり、”静”の中にある”動”な感じ、そして汗を感じさせない熱さを感じるサウンドなのは、確かなことだ。文／池田義昭