バトルスの元メンバーとしても知られる タイヨンダイ・ブラクストンが、5月13日(水)に6 年振りとなるソロ・アルバム『HIVE1』を、〈Nonesuch Records〉からリリースする。日本でのリリース元は〈Beat Records〉となる。2013年から2014年にかけて制作された本作には、日本国内盤用 ボーナストラックを含めた9曲を収録。もともとは2013年にニューヨークのグッゲンハイム美 術館にて初披露された『HIVE』という名のパフォーマンス作品のために創作された楽曲がもと になっている。今回のアルバム発表に合わせ、収録曲「Scout1」が公開されている。
『HIVE』とは、デンマーク人の建築家ウッフェ・サーランド・ファン・タムズによってデザイ ンされた近未来的な楕円形ポッドと、その上に座った5人のミュージシャンによるアンサンブルで 構成されたライブ・パフォーマンス用のマルチメディア作品である。各々のポッドは作品の音響的 ムードを完成させるべく、各ミュージシャンが奏でる音と呼応して、絶えず変化するLEDライト を発するようプログラミングされている。ニューヨークでのプレミア公演に続いて、これまでに オーストラリアのシドニー・オペラハウス、タスマニアで行われたMONA FOMAフェスティバル、そしてロンドンのバービカン・センターで開催された 〈Nonesuch Records〉の50周年記念祝典の一環として演奏されている。
本作についてブラクストンはこう語っている。
エレクトロニック・ミュージックがその可能性を最大限に発揮する時、ある種の限界 を感じる。とりわけ、それがアナログ楽器の場合にね。エレクトロニック・ミュージック の場合、サウンドはリアルなのに、人間や伝統的なアコースティック楽器には不可能なこ とが生み出せる。だからこそ、より伝統的な感覚で音楽を作ることでバランスを取り、リ ズムやハーモニーを考察していくと、そこに広がる壮大な世界に気づくんだ。
タイヨンダイ・ブラクストン6年振り待望のニュー・アルバム『HIVE1』は、5月13日 (水)にボーナストラック追加収録でリリースされる。なおiTunesで、アルバムを予約する と、公開された「Scout1」がいちはやくダウンロードできる。
●トラックリスト
01. Gracka
02. Boids
03. Outpost
04. Studio Mariacha
05. Amlochley
06. Galaveda
07. K2
08. Scout1
09. Phono Pastoral *Bonus Track for Japan
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