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Walk in Love

GREEN VELVET
Walk in Love
前作「ワットエヴァー」から4年ぶりとなるサード・アルバム。先行シングル「テンプテイション」のカップリングとなっていた「ウォー・オン・ザ・セインツ」(M‐6)が早くからDJたちには人気で、いわゆるシカゴ・アシッド・リヴァイヴァルに対して独自の回答を試みた成果といえるかも。エレクトロクラッシュ、ボディ・ミュージック、プリンス風、ミュンヘン・ディスコそのままのタイトル曲など、作風は例によって豊富だけど、基本な発想は相変わらずで、真面目にやっているはずなのに、どことなくファニーな雰囲気が漂う辺りも変わらない。とても安定している。 文/三田格