Agartha

Agarthaはどこにあるのか？それがある具体的な地域はどこなのか。そこに到達するためには、どのような道を、どのような文明を歩いていかなければならないのだろうか...」。
1886年、Saint-Yves d'Alveydre（サン＝イヴ・ダルヴェードル）。

日本を代表するプロデューサー、Wata Igarashiのファーストフルアルバム『Agartha』は、神秘的で神聖な雰囲気を持つ作品となった。神話の王国から名付けられたというこの作品、Wata Igarashiの深くパーソナルな宇宙を探求している作品でもあるようだ。一貫したビジョンの力強さを感じられ、複雑に絡み重なり合う独自の美しく豊富なコンテンツで彩られたこのアルバムは、浮遊感の快楽を極限まで刺激し、新たな領域へ進む彼独自の創造性に圧倒されるだろう。リスクを冒して開拓することを奨励してきた名門Kompaktのレーベルカラーと完全に調和している作品とのことだ。
自身のレーベルWIP netをはじめ、The Bunker NY、Delsin、Midgar、Time To Expressなどの超優良レーベルから作品を発表している彼のテクノやエレクトロニック・ミュージックに対する独特のアプローチ、サイケデリックな陶酔感覚、テレビや広告の音楽までをも手がけてきたその確かな耳とスキル。芸術的なテクノ、スモーキーで即興的なジャズ、ミニマリズムとシステミックな音楽。『Agartha』は、これまでで最も徹底的に自己を表現した作品となったとのこと。幻のAgarthaを巡る壮大で魅惑的な旅を楽しんでほしい。
(Norihiko Kawai)

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Tracklisting:
1. Abyss I
2. Searching
3. Subterranean Life
4. Ceremony of the Dead
5. Floating Against Time
6. Abyss II
7. Burning
8. Agartha
9. Darkness
10. Eternally