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Born Under Punches (The Heat Goes On)

Kenny Dope (Ft. Róisín Murphy)
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Born Under Punches (The Heat Goes On)
伝説のプロデューサー、ケニー・ドープが、ジャンルを超えたボーカリスト、ロイシン・マーフィーと強力なタッグを組み、トーキング・ヘッズの名曲「Born Under Punches」を重厚な、そして頭を揺さぶるリワークに仕上げた。
この曲は、BBEから出た、デヴィッド・ボウイに捧げたカバー集『Modern Love』を手がけたDJ/プロデューサー、ドリュー・マクファーデンが監修した、近々リリースされるトーキング・ヘッズのリズミックな遺産への広範なトリビュート・アルバム『Naive Melodies』に収録されている。
マスターズ・アット・ワークのケニー・ドープは、ハウス、ヒップホップ、ラテン、ファンクを新たな生々しいパーカッシブなグルーヴに融合させたりして、アンダーグラウンド・ダンス・ミュージックのサウンドを何十年もかけて進化させてきた。彼は硬質なドラム、歪んだシンセの質感、フェラ・クティ、エレクトロ、そして初期のNYのクラブのダンスフロアを彷彿とさせてくれる。生楽器が基盤のディープで、ダブに満喫した、サイケ・ファンク的な解釈を志し、「Born Under Punches」を変容させている。
モロコの魅力的なヴォーカリストとして親しまれ、アート・ポップとディスコの境界を長年押し広げてきたロイシン・マーフィーは、このトラックに催眠術のようなボーカルの意気込みを注入し、原曲のパラノイアと推進力を生かしながら、大胆で新しいエモーショナルでフィジカルなエッジを与えている。
アナログ的な硬質さと宇宙的な鼓動を持つこの「Born Under Punches」は、ダブやサンバからソウル、ジャズ、ファンクに至るまで、ブラック・ミュージックが世界中に刻んだ革新的な功績のレンズを通して、トーキング・ヘッズのリズミックな遺伝子を再考するプロジェクト、『Naive Melodies』のサウンドの幅を広げている。ケニーとロイシンは単にクラシックをカバーするだけでなく、より奇妙で、より深く、そして完全に彼ら自身のものへと沈めているのだ。
 
Tracklist
1. Born Under Punches (The Heat Goes On) (Extended Version)
2. Born Under Punches (The Heat Goes On) (Orig. Version)