Kitsune Maison

破竹のフレンチ・レーベルから早くもコンピレイション第4弾。聞いたような名前が2〜3あるかないかで、ほとんどは無名のニュー・カマー（強気だ〜）。全体的にはディスコ・ダブやエレクトロクラッシュが次へ踏み出そうともがいているドキュメントといえ、シングル・カットされたディジタリズムやR・ハゼルシュタインによる折衷感覚がとりわけ耳を引く。23スキドゥーとピグバグが合体してビードル＆ロースンをマネたようなトムボーイもなかなか。CDにはB・テヴェスとコズモ・ヴィッテリの変名の代わりにトム・ヴェク、アーキテクチャー・イン・ヘルシンキ、オウ・ルヴォー・シモーネを追加。文／三田格