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WEAPONS OF MASS DESTRUCTION

XZIBIT
WEAPONS OF MASS DESTRUCTION
数作続いていたドレーとのコンビを解消し、自らが制作総指揮をとり、また豪華ゲスト陣も極力控えて臨んだ本作は、その思いが伝わってくるようなタフでソリッドな内容に仕上がっている。カットされた“Hey Now”や“Mothafucka”でのシンプルかつアグレッシヴなサウンドは、本作の方向性を決定付けており、ウェッサイというイメージも見事に消し去っている。バトルキャット、ジェリーロール、ハイテック、Mr.ポーターと、プロデューサーも地域の拘りナシで選出。ドレーとの楽曲をハズしてしまうほど、《名》ではなく《実》を獲った本気の一枚だ。 文/BxKxDxN