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WAITING FOR THE SIREN'S CALL

NEW ORDER
WAITING FOR THE SIREN'S CALL
'80sリヴァイヴァルを追い風に、しかし、本人たちはいたってマイペースに前作『ゲット・レディ』のギター・ロック路線を踏襲しつつ、同時にエレクトロニック・ポップへの回帰を図った3年振りのニューアルバム。初のレゲエ・チューン「アイ・トールド・ユー・ソー」の耳新しさもいいけど、彼らの魅力は不滅なバーナード・サムナーのヘナヘナした甘いヴォーカルとピーター・フックのやけにとがったベースラインでしょ。やはり、ニューオーダーは永遠に不滅です。日本盤はザ・グリマーズのリミックスほか、2曲のボーナス・トラックを収録している。 文/小野田雄