If You Can’t Join’em … Beat’em

いわゆるUKヒップホップ・マニア以外からも熱い支持を受けた前作『成熟したBボーイたちのための音楽』から約２年ぶりのセカンド。素顔はいたって紳士なハンサムガイなのに、"ジャケに顔出すとレコ屋に行きにくくなる"というシンプルな理由で今作のアートワークもイラストです。しかしながらここまで徹底して"あの頃の音"にこだわっている人は、本場USでも稀少な存在なはず。今回も盟友アブドミナルや仲の良いチャリ・ツナ＆アキル（ジュラシック５）を迎え、ミドルスクール・テイストの飽きのこないブレイクビーツを披露。得意のカット＆ペーストが冴えたインストもナイス。文／二木崇