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POPNONAME - clubberia podcast 014

CB 014 - POPNONAME

POPNONAME

POPNONAMEことJENS-UWE BEYER(イェンス・ウィ・ベヤー)はバルト海南部に浮かぶ小さな島フェーマルン島出身、ドイツケルン在住、ジャーマンクラウトロックシーンと現代のエレクトロミュージックシーンを繋ぐ担い手としてアンビエントからテクノまで、オリジナリティ溢れる音楽をプロデュースするアーティスト。KOMPAKT創設者でありアンビエントミュージックの大家、ウォルフガング・フォイトが年に一度監修する名物アンビエントシリーズ「Pop Ambient」への定期的な楽曲提供や、2007年にITALICからリリースされたデビューアルバム「WHITE ALBUM」はドイツのインターナショナルプレスをはじめ、世界中から高い評価を受けた。2009年の来日公演時では自身自らボーカルとインストゥルメントをとるライブにより多くのファンを魅了した。エレクトリックミュージックの他に、映画や劇場音楽の制作も手がける現代音楽家としての一面も持つ。

 

【トラックリスト】

1. "Express Yourself" Markus Guentner (Pop Ambient 2003)
2. "Manana" Gustavo Lamas (Pop Ambient 2001)
3. "Come To Where I Go" Dirk Leyers (Pop Ambient 2006)
4. "Bodenweich" DJ Koze (Pop Ambient 2010)
5. "Wasted Years" Ulf Lohman (Pop Ambient 2005)
6. "Nightliner" Popnoname (Pop Ambient 2009)
7. "All (Remix)" Mint (Pop Ambient 2001)
8. "In Lourdes" Triola (Pop Ambient 2008)
9. "Sakura" Pass Into Silence (Pop Ambient 2004)

 

 

【インタビュー】

 

─ミックスの録音環境を教えてください。

ケルンのスタジオで、まず「Pop Ambient」シリーズを全部聴いて、収録するトラック決めをしたんだ。ものすごくたくさんいいトラックがあったんだけど、結局削って削って30分くらいのミックスに仕立てたんだ。
このミックスに関してはディスクレコーダーで録音したけど、僕の作曲機材は、コンピューター、ギター、ベース、たくさんのシンセサイザー、ピアノ、それに楽器に限らず、僕がいいと思ったものすべてを使うよ!

 


─自身の楽曲を収録している場合、その楽曲の解説をお願いします。

「Pop Ambient 2009」に収録された「Nightliner」っていう僕の曲を収録したけど、僕自身の曲について解説するのは、むずかしいな……。多分僕のアンビエントセンスの中で、美しい時間を表現している曲だと思うよ。

 


─近況と最近の活動について教えてください。


今月、POPレーベルからシングルをリリースしたよ。Joerg Burger, freund der familie と paid for fameのリミックス入りで、「Space」っていうタイトルなんだ(http://popnoname.de/2010/02/06/spaces/)。あと"KOMPAKT POP"からもう1枚「Hello Gorgeous」っていうシングルをリリースするよ。こっちはTerranovaのリミックスが入っている。あとは去年リリースした僕のアルバム「Surrounded By Weather」のリミックスアルバム「Surrounded By Mars」がMatt Suzuki (Mars Gallery Tokyo)、Shinji Tokida (Plaza In Crowd / Fountain Music) とフォトグラファーのRikki Kassoからなる日本のレーベル"Fountain Music"のサブレーベル"Plaza In Crowd"から6月にリリースされるよ。これにはADA、the Field、Tennishero、Geiger & Deepulseのリミックスが収録される予定だよ。

 


─今後の活動予定を教えてください。

まず秋くらいにリリースを目指している「POPNONAME」としてのフルレングスアルバムの制作に取り掛かっている。あと新しく、バンドスタイルのライブセットのリハーサルをしているんだ。これはたくさんの人が驚く新しいものになるよ。1人の人間がラップトップを使ってテクノのライブをしているんじゃないか、って思うんじゃないかな。それと"magazine"っていう名前の新しいレーベルを友人2人と始めるよ。このレーベルは"drums of chaos"のJaki Liebezeitや、"THE FIELD"のAxel Willerがアーティストとして所属するし、たくさんの新しいことをする予定だよ。レーベルのプランはケルンの音楽の歴史を紐解くことなんだ。CAN、Stockhausen、Wolfgang Voigtなどのね。最初のリリースは5月になるかな。