ベルリンを拠点に活動するGernot BronsertとSebastian Szaryの2人によるデュオ。極端なまでに荒々しく加工されたヒップホップ・ビーツと、それに反比例するかのような美しいメロディが調和と破綻を繰り返す彼らのオリジナル・スタイルは「Prefuse 73に対するドイツからの回答」とも評される。2002年以来、[In Loving Memory]や[Death Medley]といった12インチリリースを通してBpitch Controlにとって最も重要なレーベル・アーティストとして成長。2005年にはエレクトロ、ヒップホップ・ビーツ、ダンスホール、ディスコなど様々なエレメントを過激に昇華させた傑作アルバム[Hello Mom!]をリリース、フランスのアンダーグラウンド・ヒップホップの雄TTCをフィーチャーしたことでも話題を呼んだ。2006年初頭にリリースされたリミックス・シングル[Hello Mom! Remixes]ではSleeparchive、Dabryeをリミキサーとして起用し各方位でさらに大きな反響を巻き起こしている。またBpitchでのレーベルメイト、Apparatとのコラボレーション・ユニットModeratとしても活動中。
[インタビュー]
─ミックスの録音環境を教えてください。
テクニクスのターンテーブル、CDJを使って、Logicにレコーディングして編集したよ。
─このミックスのコンセプト、アイデアなどを教えてください。
ミックスを作るとき何かコンセプトだったりがあるわけじゃないんだ。60分のミックスを作る、ただそれだけのアイデアでのぞむんだ。
インドのカルカッタを旅したときに凄く衝撃を受けて、インスパイアされたから、多分ミックスはトラベルリポートのようなものになったんじゃないかな。
まず最初にスタートする2曲を決めて、そこからは段階的にビルドアップさせたって感じだよ。ちょうど20分くらいにこのミックスのイントロを作って入れたんだ。ポイントを見つけて、そこにミックスのためにブレイクを作るのが好きなんだ。
─自身の楽曲を収録している場合、その楽曲の解説をお願いします。
僕らの曲 "art&cash"のsbtrktによるリミックストラックを収録したよ!彼はやばいリミックスをしてくれたよ!
—近況と最近の活動について教えてください。
アルバム制作!あとはbonaparteっていうスイスやニュージーランド、メキシコの人たちが所属するとても面白いバンドのリミックスをしたよ。冬の憂鬱を吹き飛ばす感じでとても楽しめたよ。
─今後の活動予定を教えてください。
今、僕らはスイスのゲールノート空港のラウンジに座ってるんだ。これからナイロビのケニアに向かうんだよ。アフリカではじめてのパフォーマンスをするんだ。僕らはいつも旅行からインスピレーションをゲットしているから、今回もそうなることを願うよ!アリガトウ!マタネ!