NAX_ACID (Aconito Records)
Nax Acidこと、Andrea Ruffinoは、17歳の時にAphex Twinのアルバムを聴き衝撃を受け、ハードコアやエレクトロ、ドラムンベースからテクノまで幅広くレコードを買い集め、DJとしての活動を開始した。2004年ころからは自分の独自のスタイルを確立し、ディープミニマル、アシッドテクノ、デトロイトテクノを彷彿させるようなトラックを作り始める。2005年には彼の母国イタリアからロンドンに移住。そこでChris SperoとAntony Sergeantによって運営されていたKompaktディストリビュートによるレーベル、DISAPPEAR HEREの一員に加わった。2006年にはDISAPPEAR HEREよりリリースされたオムニバスEP、Friends & Crocodilesに参加。初のリリースを果たし、ロンドンのアンダーグラウンドテクノシーンにおいて話題の作品となった。そして2007年からは自身のレーベル、Aconito Recordsを立ち上げ、エクスペリメンタルなテクノやミニマル、さらにはアンビエント、エレクトロニカをアトモスフィアに通過したフロア向きのトラックを次々とリリース。自身の作品を中心にGiorgio Gigli、Deepbass、Obtane、Claudio PRC、Nessなどの作品やコレボレートトラックも多数リリースしている。またDJとしては、ロンドンを中心にドイツ、フランス、スペイン、イタリアなどでのギグをこなし、気になる野外イベントとしては、ロンドンで新たなアンダーグラウンドパーティーとして注目のDazed and Confuzedの1周年オープンエアに、DJ Pete a.k.a SubstanceやMarco Shuttleらと共に出演を果たした。今回は初来日にして野外でのプレイということもあり期待は高まる。
-Interview-
-このミックスはどちらで収録したものですか?
自宅の自分のスタジオです。デジタル音源を使わずレコードのみでね。ミックスを編集したり修正したりするのは嫌いなので、ステージで行うDJセットのように、そのままのその時の流れに任せたプレイを収録したんだ。
-このミックスに使用した機材を教えて下さい。
ポッドキャストのレコーディングは17年以上使っているターンテーブルSL-1210 MKIIにオルトフォンのカートリッジと針、ミキサーはAllen & Heath Xone 42、録音用のオーディオインタフェースはFireface 800 RME。
-このミックスのコンセプトを教えて下さい。
ダークアンビエントからアシッドまでテクノのあらゆる場面をゆっくりミックスしようと思ったんだ。一つの場所から違った所へ移り渡って行くようなマインドトリップを思わすようなグルーブを作ることを目指してね。
-最近の活動を教えてください。
現在は音楽制作は一段落して休養はしているけど、いくつかリリースを控えているんだ。一つはケルン発のドイツの新レーベルで大好きなKontrafactumから僕のトラックが2曲入った初のEPが間もなく発売されるよ。今後の音楽活動の計画は進行してて、まずは自分で主宰してるAconito Recordsの方はゆっくりと再始動させるよ。こちらからは間もなくデジタルリリースする予定で12インチレコードもリリースする。前回の最後のリリースは今までのものよりハードな作品だったから、次はもっと自分のパーソナルな部分を表現した何か新しいことにトライしたものを2曲ほど作れたらと思ってるよ。
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