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Lee Curtiss - clubberia podcast 054

CB 054 - Lee Curtiss

Lee Curtiss  (Spectral Sound / Get Physical / Wolf & Lamb)
デトロイトから数多くの前衛的な作品を輩出し、いま加速的に注目を浴びる Lee Curtiss。[Spectral Sound]、[Get Physical]、[Dumb-Unit]といった名門レーベルから、また[Wolf+Lamb]のような前衛的なレーベルからも作品を多数発表。また、Ryan Crosson、Seth Troxler、Gadi Mizrahiなど気鋭アーティストとコラボレーションも積極的に展開している。2010年、ロンドンの名門クラブ「Fabric」でのプレイを皮切りにベルリンのWatergate、イビサのDC10やSPACEといった、世界のダンスミュージック・シーンをリードするクラブに出演。その才能が Matthew Dearの目に止まり、世界中のトップ・レーベルが集結するカンファレンス『WMC2010』では、[Spectral Sound]の代表としてライブアクトを披露した世界を揺らす気鋭アーティストである。

http://www.myspace.com/leecurtiss2

 

LILITH "the party!!! #3"
11.05 (Fri) @ eleven

[LILITH exclusive long sets from] THREE (Hallucination Limited.com/NYC), Lee Curtiss (Spectral Sound/Get Physical/Wolf & Lamb), [Sidekick Lounge Floor] team RAFT TOKYO, KIKIORIX the Mild (Red Box/Ladies&Gentlemen), RAHA (Ooooze), Naoki Serizawa (Re:VoGUE)

 

[インタビュー]

―このミックス収録時の使用機材を教えてください。

ミックス内では、Ableton、PC、そしてAkai APC 40を使用したよ。
ちなみにスタジオでは、制作にハイパワーPCタワーとマックブックプロを、スタジオコントロールにAkai APC 40を、あとはKorg M1も使用しているよ。あと最近の自慢のタネは1985年製のRoland Jupiter 6で、自分で「Lola」って名前をつけたんだ。この秋には彼女の名前をタトゥーに彫ってやろうかと思っているぐらいだよ。あとは19歳のときに初めて買ったYAMAHAのCS1Xっていうシンセサイザーも未だに持っていて、現在は主にMIDIコントローラーとしてそれを使っているんだ。あとは1976年製のFenderのジャズベースもあって、それには「Lucy」って名前をつけてる。彼女のサウンドを曲に取り込んでから、僕すべての楽曲が変化したんだ。

―このミックスはどこで録音したものですか?

このミックスはデトロイトの僕のスタジオで録ったんだ。
僕はデトロイト郊外にあるグロッセ・ポイントというところに住んでいて、デトロイト中心部から一番近いところにある住宅地なんだ。
デトロイトの中心部のように建て込んでいなくて、周りにはとても緑が多く、そこにある素敵なアパートメントに住んでいるんだ。もちろんスタジオもそこだよ。おかしなことに、みんな僕がベルリンに住んでるって思い込んでいるみたいだけど、それは僕のVisionquestのパートナーたち―Seth TroxlerやRyan CrossonやShaun Reeves―が、みんなベルリンに住んでいるからだと思う。
このスタジオでは、ギグで忙しかった週末を経て、何かに触発されたときにミックスをよく録っているよ。このミックスを収録したときは、シカゴのすばらしいクラブ"Spybar"でプレイしたあとで、ものすごくポジティブな感情が込み上げていたときで、それがそのままミックスに反映されていて、よくやれたと思っているよ。

―トラックリストを教えてください。

僕はアーティストに敬意を込めて、トラックリストは明かさないようにしているんだ。
なぜならば、このミックスには僕や他のアーティストたちの未発表音源がたくさん収録されていて、トラックリストを公表することによって、リリース前に海賊版が出回ってしまう可能性があるからなんだ。こうしなければいけないのはとても悔しいけど、5年前こんなことはまったく問題じゃなかった。だけどオンライン上で違法アップロードがやたらと出回っている昨今では、こういうことに気をつけなければならなくなってしまった。僕自身も、以前ロシアの違法ダウンロードサイトで過去の作品が売られていたのを発見してね。とても屈辱的だったよ。

―自身の楽曲を使用している場合、解説をお願いします。

ミックスの最後は、LAのレーベル"Culprit"からリリースした曲「Candie」で締めくくっているよ。今いろんなところで話題になっているみたいだけど!

―このミックスのコンセプトやアイデアを教えてください

このミックスのコンセプトは、そのときの僕の勢いをリスナーに伝えるということで、カッティングエッジなクラブミュージックと、クラシックでノスタルジックなサウンドを僕流にフューチャリスティックにエディットした曲、そしてSeth Troxler、Ryan Crosson、Shaun Reevesの面々と本格始動させている"Visionquest"の曲や、いろいろ入っているよ。

―近況と最近の活動について教えてください。

"Supplement Facts"からソロ作品「And We All Fall Down EP」をリリースして、VisionquestとしてTracey ThornとdOPのリミックスを発表したよ。"Supplement Facts"でも、"Visionquest"でも今後いくつかのリミックスを出していく予定で、Visionquest名義では、"DFA"からBenoit & Sergioのリミックスをリリースするよ。最近は制作業とレーベル業がフルタイムで忙しい感じだよ!

―今後の活動予定を教えてください。

次の大仕事は東京へのツアーかな!本当に楽しみにしているよ。ずっと行きたかった場所のひとつなのに、これまで一度も東京に来ることがなかったんだ。11月5日には"eleven"で開催される「Lilith」というパーティーでDJ Threeと共にプレイすることになってるんだ。彼は古い友人でね、過去に何度もあらゆるところでプレイしてきたんだ。だけど、今回は僕の初めての東京だからね、抜群にスペシャルなものになること間違いないよ。11月6日には、群馬のDaristaというところでやっている「Redlist」というパーティーでプレイするよ。
そのあとは、またアメリカに戻って中部と南部でプレイ。ヨーロッパツアーも2月に控えているよ。Visionquestとしてみんなとたくさんのギグをするほか、初のレーベルショーケースをするから今からすごく楽しみだよ!