成田発、ロンドンを経由して飛行機で20時間近くの長旅の末にたどり着いたマドリッド。スペインは2011年、東京に代わっての14回目の「Red Bull Music Academy」の開催地となり、バルセロナの"Sonar Festival"に続き最新の音楽トレンドの発信地として注目を集めている。3日間の滞在のなかでレクチャー、インタビュー、パーティーレポートを通してアカデミーの全貌にできるだけ迫っていきたい。
アカデミーの様子は、ツイッターやこのレポートページでリアルタイムにアップデートするので、ぜひご覧いただきたい。twitter.com/clubberiaeditor
空港からタクシーで20分くらい走っただろうか、オレンジ色の街灯でライトアップされた市街地が広がってきた。その先には、石造りの建物に囲まれた噴水が幻想的に視界に飛び込んでくる。Red Bullが手配してくれたホテルはそこからさほど遠くもなく、到着するとロビーには当然のごとくRed Bullがおいてあった。疲れをいやして下さいということか。
カードキーとともに渡されたのはウェルカムバッグ。筆者の滞在期間中のイベントのフライヤー、生徒、教授となるアーティストのプロファイル、アカデミーの歴史などが書かれた冊子が入っていた、インターネット上でもなかなか情報を公開しないアカデミーの全貌は毎年このウェルカムバッグの中身を見ないと分からない、というのも1つの楽しみのうちのようだ。
ホテルからはアカデミー関連のイベント、レクチャーへのシャトルバスが随時行き来している模様。まだ現場に行っていないのにも関わらず、すべてにおいて行き届いたオーガナイズに感心するばかりだった。
アカデミーは2学期に別れており既に1学期目より Clubberia Podcast CB100 を飾ってくれた Andrew Weatherall のレクチャーの様子などが公開されている。彼のベルリンでのDJ映像とともに見てほしい。アカデミーを知る上でいいイントロダクションになるのではないか。