「THE ART OF BLENDING」をテーマに掲げ、多種多様なアート、ミュージック、カルチャーをブレンドし、新たな可能性を見いだすプロジェクト、Hennessy artistry。その集大成と言えるビッグ・イベントが、渋谷のSOUND MUSEUM VISIONで開催された。メインアクトには長年ヒップホップ・シーンのトップに君臨してきたDJ Premierと、フランスの人気ヒップホップ・バンド、Hocus Pocusの2組。その他にもHennessy artistryならではの特別なコラボレーション・ライブなどがあり、贅沢な一夜になった。
テーマはブレンディング渋谷の地下に広がるSOUND MUSEUM VISIONで行われた今回のイベント。バーではヘネシーの4種のミキサードリンク（ヘネシーソーダ、ヘネシージンジャー、ヘネシーシトラス、ヘネシーベリー）が振る舞われ、人々は雰囲気の異なる4つのルームで展開される音の世界に浸り、音とお酒の絶妙なブレンディングを堪能していた。会場のいたるところにヘネシーボトルが飾られ、さらにステージ上には大きくHennessy artistryという文字が。会場に設置されたマシンで写真を撮ると、リアルタイムでfacebookにアップされるという仕掛けもあり、その場にいる人達は総じて笑顔で、大いに楽しんでいた。
ヘネシーだからこそ実現した豪華ラインナップこのスペシャルな夜のために集まった出演アーティスト達も、素晴らしいブレンディングを披露してくれた。すっかりフロアが温まった頃に、GAGLE x Ovallが登場。Hennessy artistryのセッションをきっかけに、複合ユニットとしての活動も始めた彼らの相性の良いパフォーマンスは、長年バンドとして一緒に活動してきたのではないかと疑うほどの完成度だ。次に現れたのは、フランスからの刺客Hocus Pocus。ジャジーでソウルフルなサウンドからは想像し難い、パワフルでエネルギッシュなパフォーマンスで観ている者の度肝を抜いていた。そして、満を持してステージに現れたDJ Premier。Gang Starrなど、自身が関わった歴代クラシックスをどんどんかけていき、その都度マイクを掴んでは大声で観客を煽り、名人芸のスクラッチも余すことなく披露、フロアは狂喜乱舞の渦と化した。続いたMURO x INO hidefumiやcro-magnon x Marter、さらにBudamunkとmabanuaのユニットであるgreen butterなどのライブは、極上のグルーヴとサウンドの融合を具体化し、Hiroko Otsuka、DJ JIN、DJ Mitsu the Beats、DJ SARASA、DJ YO-GINなど、敏腕のDJ達も独特のセンスを遺憾なく発揮した。出演者それぞれが最高のフレイヴァーを醸し出し、まるで1杯のヘネシードリンクのように、豊潤で味わい深い1つの大きな“作品”を創り出していた。
