6月27日(水)に発売されたDJ Kentaroのセカンドアルバム「CONTRAST」の発売を記念して、発売の3日後に新木場"ageHa"で開催されたリリースパーティー「BASSCAMP」。DJ Krush、Foreign Beggas、Crown Steppaz、1945 a.k.a KURANAKA、KIREEKといったDJ Kentaroに縁あるアーティストが各エリアを埋め尽くした豪華なイベントとなった。
別件の仕事を終えて会場についた頃には、DJ Kentaroがインタビュー内で紹介してくれたForeign Beggasがパフォーマンス中だった。以前、彼らとはフェスで共演したことがあるDJ Kentaro。DJ Kentaroが自分の前にめちゃくちゃ盛り上げて、出て行きづらかったと言わしめる彼らのパフォーマンス。2MCの1DJのスタイルでステージを動き回る彼ら。ヘビーなベースミュージックを連発してくるが、躍動感溢れる彼らのパフォーマンスにこちらも、引き上げられる感じだった。
その後にDJ Kentaroのプレイを見るのだか、音と同時に現れたアルバムの盤面にプリントされたトーラスの映像に驚いた。ブースはやたら高いところにあるなと思ってはいたが、その全てがLEDのスクリーンになっていたとは思いもよらなかった。写真をご覧頂ければわかると思うが、そのスケールの大きさにageHa史上最も豪華な演出だったのではないかと思えるほどだ。Torusで始まりKikkakeとアルバムの1曲目、2曲目と続いていく。音と完全に連動した映像、この壮大なショウケースを生で体験できることを、この場に来て心から嬉しいと思った。DJ Kentaroならではのターンテーブルスキルが披露される度に大きな歓声があがり、アルバムに入っているトラックがかかる度にまた大きな歓声があがる。音と映像のシンクロの重要性は、以前より言われているが、音と映像とスキルが融合して映像にライブ感というリアルが生み出された内容だったと思う。あそこまですごい演出だと演出に食われてしまいそうになるが、DJ Kentaroのスキルがあってこそ、あのショウケースは可能だったのではと振り返って思う。DJ Kentaroのプレイ中にFire Ball、Foreign Beggasが登場してライブを行うといった光景もリリースパーティーならではだったと思うし、Hifanaとのセッションにも興奮した。
DJ Kentaroの後に続くのは、DJ Krushとこれ以上ない流れだ。しかも最後の5分くらい両者によるセッションが行われたのも貴重なプレイだったと思う。この後、DJ Krushは、ageHaのアリーナをアブストラクトヒップホップでディープにはめていくストイックなプレイを披露した。
私は、ここで帰宅したがDJ Kentaroのパフォーンマンスは今年のベスト3に入る内容ではないかと思っている。そして、いくらYoutubeなどで映像を見ても、生で体感することにはかなわないことを今回身を持って痛感させられた。再び彼があのようなパフォーマンスをしてくれる日がくるのだろうか?それとも今回以上のものを魅せてくれるか?どちらにせよ楽しみに待ちたい。
Text:yanma (clubberia)
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