ミトミトコトより:六本木の超大型クラブ「VANILLA」の10/3(金)プレオープニングパーティーのレポートをやっとアップ出来ました!入場者数は何と3000人。
「VANILLA」って一体どんな店?クラブ?ディスコ?そんな疑問が数々あるはず。
まず、「VANILLA」はディスコでは無く、日本で初のメインストリームクラブを目指す店と言えるでしょう。なぜメインストリームかと言うと、「VANILLA」はアンダーグラウンドなイベントを強く好むハードコアなクラバーをターゲットとしているのでは無く、一般的な人達をターゲットとしているからだ。一般的と言ってもあくまでもハウスベースのサウンド(例えばIBIZA, FRENCH HOUSEを僕がプレイし、FUNKY UK HOUSEをSAWAがミックスすると言った様に)であり、それが一般客、ディスコから流れて来るお客さん、そしてクラバーまで幅広く魅了出来る様にと試行錯誤しているわけだ。例えばイビサの大型クラブ「PACHA」のお客さんは、クラバーもいれば一般客もいるし、ツーリストだって混在している感じに少し似ている。勿論、たまに大物DJがゲストに来る事はあるが、どんな日に行っても、「VANILLA」は、エンターテイメントなクラブとして、スペースとして楽しめる店を目指しているのだ。なぜ僕がこの店に魅力を感じるかと言うと、今まで日本にこれだけの大箱でハウスメインで集客をする「店(※イベントではなく)」が無かったので、将来的に楽しみだと思ったからだ。「VANILLA」の音は、ハウスを知らないお客さんでも好きになれる…そんな初心者でも入って行き易い音になるはず。
さて、プレオーニングパーティーの夜、DJ陣は軒並み「難しい!」と思ったに違い無い。客層は半分が一般客、残りがクラバー。両方のお客さんを楽しませるのは非常に難しい。実際、僕自身もとても緊張し、かなり派手目な2003年イビサヒットオンパレードで臨んだが、お客さんも結構楽しんでくれた様で少しホッ…。続いて、SAWAのFUNKY HOUSEのセットは、お客さんの雰囲気にバッチリとハマっていた。
「VANILLA」が東京に欠けていたメインストリームのクラブである事には違い無い。ここに、クラブ大好きな人も、一般客も双方を取り込み共存出来る空間が生まれる事が理想だ。パリならVIP ROOM、イビサならPACHA、ロンドンならMINISTRY OF SOUNDと言った具合に海外でもこうしたメインストリーム系のクラブは数多くある。
11月7日(金)は、いよいよグランド・オープニング・パーティーだ。それまでも毎週末(金・土)は2-3階のみ営業中。
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