ヨーロッパでは大企業がダンスミュージックのイベントをスポンサードすることは、よくあるが、日本ではダンスミュージックを主催する数少ない企業のひとつが、ハイネケンであり、日本のクラブシーンをサポートしてる企業である。
以前にも、「THIRST」というワールドワイドに展開するビッグパーティーで、TIESTO、ROGER SANCHEZ を日本に招聘。2006年の今回は、ハイネケン ジャパン が独自にプロデジュースする「BIG CONNECT」が、ageHa にて開催された。
レポートは、第一日目の様子。US UNDERGROUND シーンの雄、DANNY TENAGLIA が登場。マイアミでの伝説のロングセットでも知られる、DANNY が ageHa でも12時間の超ロングセットを披露してくれた。この日、東京ではビッグイベントが目白押しだったため、予想よりは入場もスムーズ。
「コンニチワTOKYO!」と、自らオーディエンスに語りかけてパーティーはスタート。トライバルのキングと呼ばれる DANNY だが、今回のプレイはパーカッシヴと呼ぶにふさわしいプレイ。
NY系のトライバルハウスのイメージは、やや重たい感じのものが多々あるが、DANNY の音は重たすぎず、軽すぎず。時には横ノリ、ときには縦ノリとフロアをキープ。前半は、ハウスっぽいテクノで引っ張り、往年のヒットハウスのアカペラを最新のトラックに乗せるなど縦横無尽にプレイ。
DANNY TENAGLIA / DIBIZA などをプレイし、フィナーレ近くは、さらにそのプレイはビルドアップされ、音数も増えて、メロディアスな明るい感じ、ややトランシーな曲を入れて来るなど、ロングプレイ中、常に新鮮な音を聞かせてくれて、さすが貫禄の12時間セット!!クローズ間際に WHISTLE SONG が流れ、終始曲にピッタリとハマるライティングも美しかった。
DANNY 本人は、レコードを差し出したオーディエンスに応えてサインをしたり、ハンディライトを持って、自分の真上に設置されたミラーボールや、フロアに当てたり。はたまた、ビニール傘を持ち、フロアに降り立ち、オーディエンスと一緒に踊っていたりとファンサービス&パフォーマンスもたっぷりだった。
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