今年も超豪華メンツで行われた「Springroove '07」。昨年に引き続き2回目の開催だが、昨年のSNOOP DOGらの出演に負けず、今をときめくスーパースターから大御所まで「待ってました!」と言いたくなるアーティストが目白押しだった。まずは到着早々「湘南乃風」のパワフルなステージングに圧倒。オーディエンスがタオルを振りかざし大合唱していたところに、ジャパニーズレゲエシーンが今年も顕在であることを見せつけられた。次に隣のホールへ移動し、渋谷のヒップホップ箱「shibuyaNUTS」が企画するステージへ。こちらではちょうどDa Beatminersがプレイ中で、90年代前半ナンバーのオンパレードだった。最近はヒップホップ箱でもここまでブッ通しでミドルを聴く機会が少なかったため、1人でかなりアガった。彼らのDJプレイを楽しんだあとはRED Stageに戻りお待ちかねの「Lupe Fiasco」!!「Touch the Sky」に始まり、「Kick Push」などのシングル曲を披露。若いながらもJAY-Zに認められただけあり、声量、パフォーマンス共に大満足だった。Lupeが終わり、しばらくうろうろしながらチルしたあとは、出ました「Kanye West」!!!Lauryn Hillの到着が遅れていたために繰り上げスタートとなったわけだが、スモークに包まれながら「Diamonds are Forever」で登場。驚くべきはそのセット!フルオーケストラでの登場、やっぱり真のエンターテイナーはここからも魅せてくれた。途中TALIB QWELIの「GET BY」や、JAY-Zの「ENCORE」を織り交ぜながら、「THIS WAY」、「SLOW JAMZ」や「GESUS WALKS」などお決まりのナンバーを披露。インタールードでマドンナの「PAPA DON'T BLEACH」を女性コーラスが歌うなど、ファンサービスも満載だった。ライブ終了後「KANYE!」のコールが始まりその5分後には再びステージ上へ。アンコールではこの日2回目の「Touch the Sky」。やはりこれ目当てにきていたオーディエンスは多く、その瞬間会場は再び歓喜に湧いた。最後にはちらりとLupeが登場するなどのサービスもありKanyeのステージは幕を閉じた。都合によりLaurynのライブを目にすることはできなかったが、個人的に大満足の1日となった。
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