REPORTS

MADLIB MEDICINE SHOW JAPAN TOUR 2013 Supported by STUSSY Produced by WONDER&CLOCKS//ワンクロ, BBQ

本物のカリスマ:Madlibが盟友Egonとともに、至高のビートを解放!!


 Otis Jackson Jr.、Quasimoto、Yesterdays New Quintetなど多数の名義を持ち、ヒップホップ、ジャズ、ソウル、アフロ、レゲエに至るまで様々なジャンルをクロスオーバーしてきたMadlib。J Dillaと並び、真のレジェンドと讃えられる彼が、ついにSOUND MUSEUM VISIONに初上陸を果たした。しかも今回は、世界中でヒットを記録しているシリーズ企画盤「Medicine Show」を冠にした日本ツアー。この日のために最新のビートを制作し、Madlibがスペシャルなパフォーマンスに挑んだ。そのDJプレイは、まさにMadlibにしか成し得ないオンリーワンなサウンド。ヒップホップ、ファンク、そしてレアグルーヴなど様々な要素が激しく火花を散らし、クールかつドープな空間へとクラウドを導いた。いわゆるアッパーなトラックやパーティチューンは一切使わず、終始、低空飛行を保ちながらも、プレイする楽曲の重量感や熱量は高まるばかり。サウンドとビートの質のみで勝負してきたMadlib、その真価を見事に証明してみせた。

 また、彼を包囲した共演陣も豪華。US西海岸の人気レーベル:STONES THROWのA&Rを経て、現在は自身のレーベルNow Againを主宰するEgonも参戦し、ケタ外れなレコードコレクションからダイナミックでファンキーなDJプレイを繰り出した。そして、STONES THROWの楽曲も使用し、ヒップホップマナーを全面に打ち出したMURO、スムースなDJミックスを展開したDJ MITSU THE BEATSなども登場。本物のビートミュージック巧者たちが、本物のカリスマ:Madlibを囲んだ奇跡のパーティが、この日、見事に生み出された。