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Roda Sten / Distortion Festival 2013 ~スカンジナビア特集~

前回の記事のなかでもお伝えしたように5月29日から6月2日にわたってコペンハーゲンで開催された「Distortion」のファイナルパーティーに行ってきました。その前の週の週末にスウェーデンの第2大都市、Gothenburgに立ち寄る機会があり、"Roda Sten"というクラブにも行ってきました。その記事とあわせ今回は、スカンジナビア特集です。

Text & Photo : Misa Tranberg
 
  Roda StenはGothenburgの中央駅からトラムに乗り20分ほど行った場所にある小さなクラブです。一見東京のレインボーブリッジを思わせるような橋のちょうど下にあり、ストックホルムのクラブ"Under Bron"とロケーションがとても似っています。デートでも立ち寄れるおしゃれなレストランが合わさった、250人ほどのキャパシティです。この日は、ハウスとジャズ混じりの音がプレイされていました。若い年代のお客さんが中心で、日本人も含め何人かの外国人も見かけました。洗練されたイメージをうけたRoda Stenでしたがその点がマルメのクラブとの違いです。名前の通ったDJやアーティストもたびたびプレイをしに訪れています。スウェーデンに旅行に来られる方は、ぜひGothenburgに立ち寄ってみるのもいいと思います。
 
  そして次の週の「Distortion」についてです。去年の「Distortion」では、夜中の大雨の中、目当てのDJのいるステージを探して回りました。今年は、日没前に到着したかったのですが、夕立が降ってきたため自宅で待機、結局「Distortion」に無事に到着できた時はすでに夜中の0時を回っていました。

開催場所は、コペンハーゲン空港からメトロに乗り15分ほど行った駅で下車し、そこから車で10分ほどの距離の港にある平地が会場です。Red Bull Music Academy、Resident Advisor主催のステージを含め、ダンスミュージックのハウス、テクノ、バスなどのジャンルの9ステージから構成されていました。予定では全てのステージをゆっくり回るつもりでしたが、人が多く混雑していたのと、会場内の地図も見つけられず会場内をさ迷っていました。Todd Terjeがプレイした際のステージでは、混雑のあまり入場制限がされているのをみかけました。会場内で待ち合わせを予定していた数人の友人とも混雑を理由で会うことを断念しようと思っていた際に、偶然通りかかった友人を発見、その友人のグループに参加させてもらいKassem MosseやDJ Harveyをみることに成功しました。
 
 
予定通りにいかなかった「Distortion」の夜でしたが、アフターパーティーにも参加でき、今年の「Distortion」も楽しめました。「Distortion」は、年々ラインナップやステージが豪華になり規模を大きくなっています。数々のヨーロッパのフェスティバルの中でも「Distortion」の名前は、世界的に知れわたってきています。ヨーロッパの夏に旅行の計画がある方は「Distortion」に参加すること、ぜひおすすめします。